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転生とらぶる
マブラヴ
0868話
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 霞に頷きながら夕呼にそう言葉を返すと、その言葉に夕呼の眉が不愉快そうに顰められる。

「ちょっと、止めてよね。あんなのがあたしのライバルな訳ないじゃない。良く言って踏み台よ、踏み台。それにあんた達のおかげでこっちの計画は大分進んでいるんだから、向こうと比べられたくはないわね」

 嫌そうな表情を浮かべつつ、それでもすぐに笑顔になる辺りは本人の言葉通り実際にオルタネイティヴ4は大分進んでいるんだろう。

「それにしても、レモンから聞いてたけどあんたたちの技術って凄いのね。まさかあんなに巨大な艦が一瞬にして消えるとは思わなかったわ。……正直、この世界であたし達が必死になって研究してきたことって何だったのかしら……」
「別にこの世界の技術だって嘆く程の事じゃないだろ。1900年代で戦術機のような人型機動兵器を作り出していたってのはかなり珍しい部類に入るしな。それも独力でだ」

 今までも思ってきたが、これは本当に凄い。OGs世界、マクロス世界は宇宙から来た存在があって初めてPTやAM、あるいはVFを作り出したんだし、SEED世界はここより100年近くも未来になってようやくザフトがMSを開発した。唯一の例外はギアス世界だが……あそこは色々と特殊だからな。

「それにレモンと技術的な話を出来る相手ってのは稀少だしな。どうだ? そのうちシャドウミラーに来てみないか?」
「あら、嬉しいお誘いね。けど、残念ながら今はBETAをどうにかする事しか考えてないのよ。そっちがどうにかなったら、また誘って頂戴。そうしたら少しは考えて上げるわ」

 不敵な笑みを浮かべつつそう告げる夕呼に小さく肩を竦め、まだ記念式典の会場に残っている者達の視線がこっちに向けられているのを感じる。
 それに気が付いた夕呼はニヤリとした笑みを浮かべていた。
 こいつ、自分が俺達と親しいのを周囲に見せつけて、オルタネイティヴ5派を牽制するつもりだったのか。
 相変わらず強かというか、何と言うか……
 だが、向こうとしてはまだ暫くこの状態を続けたいらしく、そのまま会話が続いていく。

「それで、今度鉄原ハイヴに挑むんでしょ? 勝算は……って、聞かなくても良さそうね」

 小さく肩を竦める夕呼に、俺もまた同様に小さく肩を竦める。
 何しろアラビア半島防衛戦では15万のBETAをほぼ無傷に近い状態で倒したのだから、フェイズ2のハイヴくらいは楽に攻略出来る。……少なくても俺はそう思っているし、シャドウミラーの皆を信じているしな。
 唯一の懸念としては、やっぱりハイヴの構造その物だろう。ぶっちゃけ攻略するだけならシロガネのグラビティ・バスターをメインシャフトから撃ち込めばいいだけなのだから。そうすれば、例えそこに光線級や重光線級が存在していたとしてもシロガネの各種バ
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