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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三話〜サーヴァント、その力は
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なりましたが今はなのはさんチームに勝つことが先です!
side エリオ
決着は唐突だった。
僕はランスさんの指示通りになのはさんを狙い打てる位置に潜んでいたところをバインドで縛られ、身動きを封じられ、状況が分からなくなってしまった。
油断もしてなかったのに、どうして僕がいることがばれたんだろう………
と、そんなことを考えてる時にシグナム副隊長が攻撃を食らったという知らせを聞いた。
僕がもっと注意深くしていれば………!
そう思わずにはいられなかった。
side なのは
結局模擬戦はほぼ無傷の私たち三人と満身創痍のヴィータちゃん達では………結果は見えてるわけで。
「それじゃ解散ね〜」
みんな隊舎に戻っていく。皆のんびりと帰っていく中で、ランス君だけは『相変わらずいけすかねぇ弓兵だ』と愚痴っていた。そんな中シャーリーが深刻な表情でこっちに来た。
「シャーリー、どうしたの?」
「……あっ、なのはさん。実は士郎さんとランスさんのデータなんですが………」
私も気になっていたこと。それはデータを見たときに更なる驚きを私に与えた。
「魔力ランク……Cかぁ。戦闘能力は明らかにAAAオーバーなんだけどね」
「ヴィータさんとの戦闘の時のランスさんの動きなんかフェイトさん以上ですよ!Cランクであの動きなんて……」
私やフェイトちゃんは理由を知っているが、彼女たちは知らない。
サーヴァントという英雄たちである彼らの本来の戦闘能力を見せてもらった時のデータでも魔力はCだった。
しかし、士郎君は剣を出すとき、ランス君は槍を投げる時にSクラスオーバーの魔力を観測してる。
故意にリミッターでもかけているのだろうか。聞いてみるべきかどうか悩む。
そんな私の様子を見たシャーリーが
「なのはさん、部隊長に相談してみたらどうですか?」
「そうだね、これは私一人の問題じゃないし。はやてちゃんの意見を聞かないとね。それと……」
「みんなのデバイスの事ですね?ご心配なく!完成間近ですよ〜!士郎さんたちのもメンテで預かる際に強化を施します!!」
「そっか。たのしみだね」
「レイジングハートさんの協力のおかげですよ〜」
[お安い御用です]
私も頑張らないとね、あの子たちのために!
side ランス
訓練も終わり、夜。現在、アーチャーと共に屋上にいる。その理由はというと。
「やはり貴様も気づいているか」
「あたりめぇだろ。魔力供給の少なさ、これは結構な問題だ。いくらマスターがかなりの魔力の持ち主でもサーヴァントを二人も一人で維持してんだ。こうなることぐらいは予想できたさ」
現在の俺らの状態について
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