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とある3人のデート・ア・ライブ
第六章 颶風の巫女
第3話 それぞれのアピール
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修学旅行に来ていた生徒は、夕食を済ませ、自由時間を満喫していた。

そうーー士道と上条以外は。

上条「はぁ……不幸だ……」

士道「なんてこった……」

士道と上条はのたのたと廊下を歩いていた。

それもそうだろう。未封印の状態の精霊が二人も現れ、士道と上条に絡んできたのである。

耶倶矢も夕弦も令音の説明?を受けて随分大人しくなったが……それでも不安だらけだ。

凜袮『頑張ってね〜』

そんな上条に頭に直接話しかけてくる凜袮は呑気だった。

上条『………頑張るけどさ、もう少し休憩したい……』

とか凜袮に言っても意味はないのだが。

と、ここで上条は少し疑問に思ったことがあった。



幻想殺しに触れた『石』は何で打ち消されないんだろう……と。



それを聞こうとした、その時ーー




耶倶矢「やっと来たか。遅刻したものには罰を与えねばな……」

夕弦「疑惑。時間を指定した覚えはありません」

二人が現れて聞きそびれてしまった。

……また厄介なことになりそうだ。

士道「二人とも、何してるんだ?」

耶倶矢「ふ……教えてやろう。こっちだ」

夕弦「確保。当麻はこちらに」

耶倶矢は士道に、夕弦は上条に抱きつくと、それぞれ別々の場所へ連れて行かれた」

士道「なんなんだよ、一体」

上条「どこに行く気だ?」

二人はお互いの言葉が小さくなるのを感じながら、連れて行かれるのであった。


ーーーー
ーーー
ーー




〜士道side〜

耶倶矢に連れて行かれたのは、『男』『女』とそれぞれ書かれている青と赤ののれんがかけられたーーつまり露天風呂である。

士道「風呂?」

耶倶矢「くく……貴様の身体は常闇の穢れを蓄積さし過ぎた。その身を浄化することを許す」

士道「………は?」

…………恐らく風呂に入って汗を流せ、ということだろう。

通訳係の夕弦がいないと、理解するだけでもこんなに苦労するとは。

耶倶矢「すでに準備はできておる。誰もいない大浴場に入るが良い。無論、貴様に選択肢などはない……」

どうやら入ることは決定事項らしい。

でも確かに汗を流すのは悪くない。一日の疲れを取るのは少し早い気もするが別に大丈夫だろう。

そして、士道と耶倶矢は『男湯』の方へ入っていった。




さて、上条はどこへ連れて行かれたのやら。



ーーーー
ーーー
ーー



〜上条side〜

上条が夕弦に連れて行かれたのは公園らしき場所だった。

そこにあるベンチに座るように促されて、上条は戸惑いながらも座る。これじゃあただのデートだ。

けど、
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