1巻
新たな学園生活
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・噂に聞く大企業で世界中に支社を持っていて、下部会社や傘下には私達でも使っている物を売っているという噂」
そう言いながら、学校に辿り着いた事で同じ制服を着ている生徒達の波が塀の中に吸い込まれていくように見えているが、中々の学校だな。駒王学園や第一高校やIS学園とか通ったが、私立聖ヶ坂学園。ここが今日から俺と深雪が通う学校か、学生生活を思い出すかような感じだった。
「それじゃ澪様、私は結衣さんと近くで待機してますから」
「うん。よろしくね」
主従契約魔法は上手くやったが、処女を貰う事になるとは思わなかった澪だったがさすがに一週間経過しているし、神の僕になる対価だと説得した万理亜だったのでもう怒っていなかった。深雪が義姉で二人揃って妹が増えた感じである。
「では一真さんに深雪さん、澪様をお願いしますね。幸い護衛者もいるので大丈夫かと思いますが・・・・」
「分かってます、何かありましたら結衣に連絡を入れますので」
この辺を近くで待機だとか言っても結衣と万理亜だと親子だと間違われるが、当の万理亜は全然気にしていない様子で結衣と手を繋ぎながらぶらぶらするらしい。校内に入ると、登校時間のピークなのか廊下は生徒たちで一杯いた。一度澪と別れてから、俺達は職員室に向かう。入り口で今日から通う転入生だと伝えると、来客室用の隣室で少し待つように言われる。しばらく俺と深雪はソファで座っていて、蒼太と沙紀は俺らの後ろで立って待機していた。チャイムが何度か鳴った後に若い男性教諭とここの校長らしき人物が現れた。
「お待たせしました、織斑少将」
「おや、俺の事を知っているという事は記憶共有者なのか?」
「『その通りですよ、私は守という名を持つ者ですから』クラス担任の坂崎守です、これからよろしくな。織斑兄妹」
校長と守と言った者達は次元パトロール隊の者らしく、本来なら世界に行っている奴らだった。で、織斑が二人いるので俺は織斑で深雪は織斑さんと呼ばれる事だ。無駄に爽やかオーラ出しまくるが、俺らと護衛者を見てから話だした。職員会議後はすぐに朝のホームルームだったが、蒼い翼から来た者達を特別視されるようだと教室に向かいながら言ってた。
「しかし家庭の事情での転入はよくはありますが、織斑の場合は複雑すぎるな」
「それはしょうがない事かと、あとは普通に話しかけて結構。俺を普通の生徒と見ないと怪しまれる」
父親が外国からの出張帰りで訳有りの二人を保護したので、一緒に住みだしたという設定となっている。学校側もそれを承知していて、俺の事は生徒がいないところでは零社長で生徒がいるところでは普通に呼び捨てで構わないと言ってある。ま、ここの理事長をしているのは、蒼い翼関連の者だし問題を起こす訳にもいかないので俺達二人に護衛者が付く
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