幕引き〜
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つぜ!」
『スナイパー!サイクロン!』
「さあ、行きますよ。プリズムソード!」
後方からの支援をヴァンはかわしている。
「チッ、すばしっこい・・・」
俺は舌打ちをしながら、空間から・・・ジゼルから受け取った銃を取り出す。
「・・・リパル、剣!」
『了解ッス!』
空間にハンドアックスを射出し、左に剣、右に銃を持つ。
「エンブレススター!」
ナタリアが広範囲に矢を射ち、ヴァンはそれを回避しようと体制を変える。
「・・・今だ!タイトバレット!」
乱射した弾がヴァンに当たる。
「ぬ・・・!」
「ティア!」
「ーーーー♪」
ティアが譜歌を詠おうとした瞬間・・・
「・・・ぬおおおおお!」
ヴァンがローレライの力を少量発動し、衝撃波でティアを怯ませる。
「・・・譜歌か。確かにその旋律はローレライを目覚めさせる。だがお前は、譜歌に込められた本当の願いを知らない。私には・・・効かぬぞ」
「いいえ・・・兄さん。・・・私にはわかるの。ユリアがこの譜歌に込めた想いがわかるような気がするのよ」
「・・・それが真実なら見事詠いきってみせよ、メシュティアリカ!」
ヴァンが剣を構え直す。
「体制を立て直させるか!」
「そうだよ!」
黒羽とアニスが突っ込む。
「・・・やはり子供か」
ヴァンが笑う。・・・不味い!
「二人とも!」
「危ないです!
撫子が二人の前に立ち、影を使おうとするが・・・
「滅びよ!星皇蒼破陣!!」
ドガァァァンッ!!
「きゃああ!?」
展開が間に合わず、防ぎきれずに撫子を含め三人が倒れ、動かなくなる。
「アニス!黒羽!撫子!」
「よそ見をしている暇があるのか?」
「・・・ッ!」
ヴァンが踏み込んでくる。
「そうは行くか!」
ガイが間に割って入り、ヴァンの一撃を受け止める。
「・・・この一撃を止めるとはな」
「俺も何時までもあんたにお守りされる訳にはいかないんでね」
ヴァンはガイに手を当てる。
「だが、一歩届かなかったな。烈破掌!」
ズン!
「がは・・・」
ガイが壁に叩きつけられる。
「ガイ・・・!」
「こちら私がなんとか致しますわ!」
「・・・頼むぜ!」
ナタリアにガイ達を頼む。
「ティア!もう一度頼む!」
「ええ!」
ティアの譜歌で力を高めたルークがヴァンに切りかかり・・・腕の装甲を破壊する。
「・・・やはり・・・強くなったな」
「ヴァン・・・」
「私が・・・ここまで追い詰められるとは・・・結局、この疎ましい力を解放せねばならぬようだな」
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