暁 〜小説投稿サイト〜
フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第一章 土くれのフーケ
アサシン
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せてもらったぜ〜、ご両人!」
「ぐっ・・・! ん?」
反論しようとした架であったが、そこで左手に違和感を覚えた。
「何だ・・・これ?」
左手の甲を見ると、何やら文字のようなものが浮かび上がってきた。
当然この世界の人ではない架は読めないが、ルイズやコルベールも読めないらしい。
「これは・・・珍しいルーンですね・・・。」
コルベールがルーンを書き写している間に、架はサーヴァントにとって重要なことを聞いた。
「俺のクラスって何なんだ?」
「ああ、『セイバー』だろうな。昨日の決闘での剣技を見る限りは。」
「まあ、そうか。・・・って、見てたのか?」
「まあな。そのためにも、メイドの嬢ちゃんにも一芝居うってもらったわけだし。」
はっはっはと笑いながら話すヴァロナに、架はしばらく絶句し、昨日に起こった不可解な出来事の真相をようやく知った。
「あ、あれはアンタの仕業だったんかーーーー!!!」
「まあまあ落ち着け。言っておくけど、あれは俺の独断だからな。コルベールは関係ねえよ。」
悪びれる様子もなくヴァロナは言う。コルベールもはあ、とため息をつきながら頭を抱えていることから、彼もどうやら後から聞かされたようだ。
それにしてもサーヴァントのクラスを知るためにそこまでやるか!?下手したら聖杯とか諸々が表に出ちまうぞ!?
「それでカケル君、まだ霊体化は出来ないのかね?」
「・・・ダメです。どうにも・・・」
未だ霊体化出来ない架を見てヴァロナは「あくまで推測なんだが・・・」と言い、ルイズの方を見た。
「俺はルイズが原因じゃねぇかと思う。」
「えっ!?わ、わたし!?」
「どういうことだ?」
「あの召喚さ。」
召喚された側の架を除く三人は、例の儀式の様子を思い出した。
「ルイズのあの滅茶苦茶な召喚の仕方で、恐らく向こうの世界にいた架の意識とか魂的なものが強引にこっちに引っ張りこまれたんだろう。んで、その際に英霊の座を通り抜けたんじゃないか。だから、聖杯はお前にクラスを与えた。」
強引でしかもあり得ない話だが、こうでもしないと説明がつかん。とヴァロナは言った。
「こっちからも一つ質問いいか。お前はなぜ聖杯について知っている?」
「そりゃあ簡単だ。向こうで聖杯戦争を実際にこの目で見たからな。」
架の答えにルイズとコルベールは驚いたようだ。ヴァロナも見開いている。
「まさか、君、あっちではマスターだったのかい!?」
「いえ、俺が知ったころにはもう聖杯戦争は始まっていました。俺は巻き込まれる形で知ったんです。」
正確には自分から首を突っ込んだんですけど・・・と架は付け足した。
そりゃそうだろ。騒ぎを聞いて駆けつけたら、親友た
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