四十一話:新しい後輩でござる!
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きたの……」
「それで対人恐怖症になって。引きこもりになったというわけですか……」
これはまた外に連れて行くのが難しくなりそうですね。
何か良い方法でもあればいいのですが……。
とにかくしばらく様子を見るしかありませんか。
Sideoutバジル
「イッセー君! 遊びに来たよ――って、わきゃ!?」
「だから何でてめえは何もない所で転ぶんだ!? ヴァーリ!」
いつも通り何もない所で転び。
俺の方にダイブしてくるヴァーリ。
仕方がないのでそれを抱き止めてやる。
たく、家で寛いでんのに。
なんでこんなことをしねえといけねえんだ。
「あ、ありがとう。イッセー君」
「けっ、施しだ」
フイッと顔を逸らしてそれだけ言う。
少し顔が熱い。
(ツンデレ乙)
(ツンデレ乙です。ご主人様)
(ツンデレ乙です。イッセー様)
こいつらはいつか絶対に消してやる!
まあ……。喜んで終わりだろうがな。べ、別に泣いてなんかいねえぞ!
と言うか、ヴァーリはいつまで俺に引っ付いてんだ?
「クンクン……イッセー君。いい匂い」
「とっとと離れろ! この臭いフェチが!!」
なんとなく身の危険を感じたのでヴァーリを突き放す。
だが、それが不味かった。
ふるふると体を震わせるヴァーリ。
そしてワッと泣き始める。
「うわーん! イッセー君のバカアアアッッ!!」
「ああっ! たく、いくらでも抱き着いていいから泣くんじゃねえ!!」
「……グスッ……ホント?」
そう言うとすぐに泣くのをやめるヴァーリ。
そして涙目のままギュッと俺に抱き着く。
(はぁはぁ……ヴァーリたん♪ その太ももに挟まりたい! ペロペロしたいぞぉ〜!!)
(((ヴァーリたんさいこォォォ!! ヴァーリたんは天使ィィィ!!)))
『……兵藤一誠。何故かヴァーリの身に危機が迫っている気がするのだが?』
『「気のせいだ」』
まさか、白トカゲは俺の中の歴代赤龍帝に気づいたのか!?
やめろ! お前にとって不幸なことにしかならねえぞ!!
『それと先程から歴代白龍皇の残留思念が何やらおかしくなっているような気がするのだ』
やばい。あっちの奴らも変態になる未来しか見えねえ。
(クックック。そうだ。そのままこちらに来るがいい白いの。貴様も道ずれだ!!)
カストカゲは道ずれが出来ることに喜んでいるが。
変態になったらなったで。苦労するのは俺らだぞ?
分かってんのか?
(どうせ救われないなら、道ずれは一人でも多い方が良いと思わないか? 相棒)
(てめえ一人で逝けや! カストカゲ!!)
そんなことを精神の中で言い争っていると。
突如
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