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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
運命の瞬間
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も、宿題プリーズ!!」
「はいはい、ちょっと待ってて」

すると前の席のほうから聞き慣れた声がかかってきた。
「ちょっと徹!!ま〜た宿題やってこなかったの?ほんっと懲りないわね〜あんた。」
「げっ!アリサ!!」
「ちょっと『げっ』とはなによっ!失礼にもほどがあるわね。そんなんだから宿題すらやってこれないのよ。」


この徹を叱りつけているのは、俺たちの友達のアリサ・バニングス。少しばかり気が強く、出会う前はやんちゃも多々していたと聞く。お金持ちのお嬢様らしくよく長ーい車での送迎をしてもらっているのを見かける。

「あ、アリサには関係ないだろぉ!こっちだってそれなりに忙しくしてたんだからな!」
「あんたの忙しいってどうせゲームでしょ、ゲーム。」
「うぐっ...ちがっ.....いや、そうだけどもさ!!たまたまだよ、たまたま!」
「ごく『たま』にしか出ない宿題を『たま』に忙しくなるあんたは『たまたま』宿題やり忘れたんだぁ?」
「そ、そうだよ!なんか文句あっか!?」
「いや、開きなおんなよ!そして毎回なんで俺をあてにするんだ....。」
「とものが1番やりやすい(写しやすい)!!」

と親指を突き立てこぶしを前に出してくる。
うわっ...もうダメだな徹....。こいつの将来が思いやられるよ

「呆れた...あんたなにをかんがえてこの学校入ろうと思ったの?」
「そりゃぁ宿題が少ないからさ!」
「ただでさえ少ないのになんでそれすらやってこないのよ!このバカ徹!!」

バカって言った方がバカなんだよ〜と逆にアリサをバカにし始める徹。なんですって〜と怒るアリサ。そんな小学生らしい喧嘩を俺の前でし始める。おいおい、宿題は写さなくて大丈夫か?と自分の周りで繰り広げられる騒動を見てると

「アリサちゃん落ち着いて、そんなに怒らなくてもいいんじゃない?」

と控えめな声が横から聞こえた。
声の主は、月村すずか。アリサを含める仲良し女子3人組の1人だ。おとなしい性格の子でほとんどの時間アリサと一緒にいるのを見かける。こちらもお金持ちのお嬢様でアリサとは家族間で仲が良いようだ。

「そうだよ〜。ともだって迷惑してそうには見えないし大丈夫そうだよ。」

とアリサをなだめる声がもう1人。アリサ、すずかと仲良し三人組のもう1人、高町なのはだ。近所の喫茶店「翠屋」のマスターの子供で俺とも幼馴染で昔からよく遊んでいる。翠屋のケーキは絶品で遊びに行くたびによくご馳走になった。なのはは明るい子で正義感が強く、みんなから慕われている存在だ。

2人になだめられたアリサはふんっと鼻を鳴らして
「他人に迷惑かけて宿題やってこないなんて、非常識にもほどがあるわっ。」
「にゃはは、確かに宿題は自分でやったほうがいいよね〜。宿題やっと
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