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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
運命の瞬間
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長い山の坂を下り終えると大きな通りに出る。この通りを左側にそって進んでいくと住宅街があり、その住宅街を過ぎると俺の通う学校、私立聖祥大学付属小学校に着く。....長い名前で最初はとてもじゃないが覚えられないよ、と愚痴っていた俺も通っているうちに覚えることができた。海鳴市では有名な小学校らしいけどそこらへんはわからない。

「お!トモ〜、おはよ〜!」

学校に着くと後ろから声をかけられた。振り返ってみると、友達の神田 徹 (こうだ とおる)が居た。

「おはよ、徹。今日は英語の宿題提出の日だぞ?やってきたよね?」
「げっ、マジかよ!?あちゃ〜やり忘れてたな〜.....。」

そう言うと徹はこちらをちらっと見て頭を下げてきた。

「とも!頼む、一生のお願いっ!!宿題写させてくれ!!」
「え〜、また〜!?徹何回目だよ宿題忘れるの。一生のお願いに関しては何百回と聞いてるんだけど?」
「いやぁちょうど新しく買ったゲームに熱中しちゃってさ。英語どころか算数もやってないからピンチなんだよ...。な?頼むよぉともぉ〜!」

両手で俺の肩を掴み前後に揺らしながら泣きついてくる徹。
.......このやり取りも慣れたものになった。徹は今通っている小学校に入りたての頃にちょっとしたことがきっかけで仲良くなった友達だ。親がお金持ちなのでたびたび新しいゲームを買ってはそれに熱中し、宿題をやるのを忘れる。また、その度に俺に宿題を写させろーなどと言ってくるのだ。だがしかし、徹はこれでも学年トップクラスの成績を持っているから不思議だ。本人曰く、「授業で聞いたことと塾でやってることでじゅーぶん、じゅーぶん。宿題やったってテストの点数を左右させるには全く問題はないぞ!」などと言っている。......それで俺に泣きついてくるのはどうかと思うけどね。

「あーもう、わかったわかった!!写させてやるから揺らすのをやめて!!」
「やったぜ!!サンキュっとも!やっぱ持つべきものはともだね。助かるぜ。」
「まったく、たまにしか授業で宿題出されないのに、毎回忘れてくるのはどうなんだよ。」
「毎回じゃないさ!たまたま忙しい時期とかぶっちゃっただけだよ♪」
「徹の忙しいはそのほとんどがゲームやって遊んでいるだけでしょうに。」
「てへぺろっ☆」
「やめて、可愛くない。むしろ気持ち悪い。たぶんクラスで1番ダメなてへぺろだよ?」
「なっ!?ちょ、そりゃないぜとも〜。」

徹が泣き顏のような表情をしてがっくりとしてみせた。そんな表情が面白く、プッと吹き出した俺に徹が、なんだよ〜とヒジでつついてくる。そういう徹も笑っていた。
いつも通りの会話で教室まで愉快な友達と歩く。



教室についた俺は自分の机に荷物を置くとさっそく徹がこっちに来て
「と
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