マブラヴ
0867話
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攻略している時にG弾を使う……という可能性は?」
その問い掛けに、レオンは数秒程考え口を開く。
『私が聞いている限りのテイラー大将の情報ではその心配はいらないと思いますが、これに関してはあくまでも私が聞いている情報だけで判断しているので何とも言えません。直接会ってみますか?』
「そうだな、一度会ってどんな相手かを確認してくれ」
その言葉を最後に、細々とした話をした後でレオンとの通信が切れる。
こうしてみると、随分とシャドウミラーの役に立っているな。
そんな風に思いつつ、ネギま世界の火星へ……ただし、フェイトではなく修羅王のアルティスへと向けて通信を開く。
『む? 誰だ? ……ああ、アクセルか。どうしたのだ?』
通信に出たアルティスは、マクロス世界から戻ってきた後に連絡した時にも思ったが、修羅王としての経験からか王としての風格、あるいは覇気というようなものをその身に宿すようになっていた。
「フェイトから連絡のあった話に関してだ」
『ああ、ハイヴとかいう化け物の巣を攻め落とすという話か』
「そうだ。実際に作戦が行われるまではまだ多少の余裕があるが、いつでも参加出来るように準備だけは整えておいてくれ」
『その辺に関しては問題無い。話を持ってきてくれた時から既に派遣する者達は決まっている』
「指揮官は?」
正直な話、修羅達の性格を考えると下級修羅兵だけを送ってこられてもこっちが困る。基本的には強い奴に従うという本能的なものは持っているが、それでもマブラヴ世界の住人達と迂闊に騒ぎを起こされては堪ったものではないからな。
だが、そんな俺の疑問は向こうも承知しているのだろう。問題は無いとばかりに口を開く。
……そう、思ったのだが。
『アリオンを出す』
「おい、何でよりにもよってアリオンだ?」
自由戦士を自称しており、飄々とした性格の持ち主だ。少なくても下級修羅兵達を率いられるのかと言われれば、不安が残る。
『心配はいらない。奴はああ見えてやるべき時はきちんとやる。その辺に関しては安心してくれていい』
「……もし派遣された修羅達がこっちで騒ぎを起こした場合、相応の処分をする必要になるが?」
『ああ。奴もこの火星での生活で成長している。任せても問題は無いと私は判断した』
へぇ、そこまで言わせるか。
「分かった、ならそっちに関しては口を出さないから、よろしく頼む」
『うむ。……ところでちょっと聞きたいのだが、女への贈り物というのはどのようなものが喜ばれる? 妻を何人も持っているアクセルであれば良い意見があると思うが』
何故かそんな相談を持ちかけられる。
……メイシスに対するプレゼントか?
ともあれ、それから30分程話をして通信を終えるのだった。
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