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転生とらぶる
マブラヴ
0867話
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領と同じ政党の者達も含まれていたらしいので……』

 その数人の政治家というのがキリスト教恭順派と繋がっていた者達であり、CIAの方はアメリカお得意のマッチポンプでも使用したのか?
 正直、アメリカ大統領のビルにしてみれば今回の件は致命的……とまではいかないものの、大きなダメージだったのは間違いない。しかもその犯人の何人かが同じ政党、つまり身内にいたのだから。

「なるほど。まぁ、アメリカにはアメリカで自浄作用を発揮して貰うとしよう。それはともかくとして、賠償請求の件に関してはどうなっている?」
『はい、そちらに関してですが報告……と言うよりも、向こうから提案がありました』
「提案? 譲歩とかそういうのじゃなくてか? 正直な話、こっちから要求した件は向こうにしてみれば色々と飲みにくいものだったと思うんだが」

 今回の件で俺が……より正確にはシャドウミラーがアメリカに対してした賠償請求は、技術班からの要求がそのまま通った形になった。
 即ち、アメリカで開発された戦術機の全機種を完璧な状態で譲渡する事。
 具体的に言えば、アメリカ陸軍のF-4、F-5、F-15、F-16の系列機全種類。アメリカ海軍のF-11、F-14、F-18の系列機系全種類。
 まぁ、簡単に言えば現在アメリカ軍が持っている機種全ての機体を貰うという訳だ。
 レオンとしては次期主力機のF-22とやらも引っ張ってきたかったらしいが、さすがにこれに関してはまだ機体そのものが存在していない為に諦める事になった。
 トライアルに出した方の機体はまだ残っていたようだが、そちらも2機しかないらしいしな。
 そのYF-22にトライアルで負けたYF-23に関しては多少興味があったが、何だかんだで色々と面倒くさそうな事になりそうだというレオンからの進言に従って諦める事に。
 向こうにしてみれば大量の戦術機を無償で提供するという事になるのだから、業を煮やしているといったところだろう。
 だが、その状態で提案……?

『はい。戦術機だけではなく、攻撃機として区別されているA-6、A-10の2機種も付けるので、バーナード星系に向かう際の惑星調査にアメリカから数名同行させて欲しいと』

 ……ほう。そっちに手を出してきたか。
 だが考えてみれば、バーナードの星系の調査に関してはアメリカから打診されたのだ。それを思えば確かに向こうからも人を出したいと言ってきてもおかしくはないか。
 それでもそう簡単に呑める条件かと言えば、そうでもない。
 そもそもA-6とA-10は随分と古い機種だった筈だ。A-6が配備されたのが1970年代だった筈だし、その後継機であるA-10にしても1980年代始め……いや、1970年代後半だったか? ともあれ、既に20年から30年近く昔の機体を渡すから
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