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ハイスクールD×D〜赤龍帝の幼馴染は転生者〜
プロローグ
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・・・・・》早八年が経過した。

記憶よりも若い両親を見たときは過去に戻ったのだとばかり思っていたが、住んでいる場所が違ったり俺の知っている歴史とは異なる所が幾つもあった。

例えば、ドラ〇ンボールならぬドラグ・ソボールとか。

この事から俺は自分が過去に戻ったのではなく並行世界、いわゆるパラレルワールドに来たのだと考えた。

もちろん、最初はかなり混乱した。

何故か生まれ直す(・・・・・)直前の記憶はかなりあやふやで、しかも体の自由がきかない赤ん坊なので当然と言えば当然なのだが。

そのまま赤ん坊プレイを無我の境地で乗り切り、小学校に上がるまで情報収集。

小学二年生の現在はようやく慣れてきたこの生活を楽しんでいる。

単純に過去に戻っただけなら、かつて経験した事をするだけの生活に対し飽きを覚えながら惰性で生きるしかなかっただろう。目的の無いタイムスリップほどつまらないものは無い。

だが幸いな事に、この世界は俺が知っているのとは違うし、なによりここには親友(・・)がいる。


ピンポ〜ン。

『ロウ、いるんだろ一緒に遊びに行こうぜ!』

インターフォンから無駄に元気な声が聞こえた。

親友の声だ。

俺は起き上がり玄関まで行くと勢いよくと扉を開く。

「このクソ暑い中よく外で遊べるなイッセー」

「いいだろ別に。それより面白いの見せてやるからついてこいよ!」

目の前の少年―――――この世界に転生してから出来た幼馴染にして親友、兵藤一誠は妙な笑顔でそう言うのだった。



 
――――●●●―――



この時の俺はまだ知らなかった。

この世界の真実。知られざる所で存在する者たち。

そして――――俺とイッセーに眠る力の事を。

天使、堕天使、悪魔、神々、そして神器(セイクリッドギア)

この事を知るのは七年後の夏。

中学三年生の一学期が終わった次の週だった。












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                    プロローグ

                 『はじまりのはじまり』



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