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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-3 新たなる力
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オンの相手してて。
少しやることがあるから」
「あ、うん」
ミズキは外に駆け出していった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「シャオン、私はあんたのこと大好きなのに…………
私じゃ、あんたのそばにはいれない。
ぐすん…………どうすれば…………」
すると、後ろからシャオンの声がした。
「ミズキ…………」
「もう少し待ってて。もう少しでいつものミズキに戻れるのに…………
どうしてここが分かったの?」
「フローラに聞いたんだ。お前が落ち込んだときいつもここに来るって」
「そっか」
「誰かを守るっていう気持ち。あの事件がなかったら、ずっと中途半端だったかもしれない。そういう意味では、ミズキが死んだと思ったあの事件も大切なことだったんだよ」
「シャオン…………あんたは、優しすぎるよ…………」
「よく、言われるよ。でも、自分ではそんなこと思ったこともない。自分の心の感じたままに動いてる、たったそれだけ」
「シャオン」
「ん?」
「私、フローラは一人じゃ何もできない人だから…………ずっとそばにいてあげて」
「ああ。分かった。
それと…………ありがとな、この剣。大切にするよ。
クリアしたら、もう一回現実で会おう。そしたら、友達だな。
いや…………今、この一瞬から俺とミズキは友達だから」
「うんっ!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「じゃあ、またな」
「ミズキ、また来るね!」
「今後も鍛冶屋STAR RAYをよろしくお願いしまーす!」
帰り道
「シャオン君、装備変えて雰囲気が変わったね」
「そうか?」
「うん。明るくなった感じがする」
「フローラに言ってもらえたら、なんか嬉しいな」
こうして『蒼の剣閃』改め『蒼藍の剣閃』の一歩目が踏み出された。
Story5-3 END
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