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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-3 新たなる力
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「分かった。さっさと済ませるから待ってて」
〜1時間後〜
「できたよ、その剣に負けないぐらいの強さになってるみたいね。
名前は……フェイトストライク……
運命の一撃
(
Fate Strike
)
ね」
ミズキはシャオンに剣を渡した。その瞬間、シャオンの手にミズキの手が触れた。
ミズキはドキッとした。
それもそのはず、ミズキは今回の冒険でシャオンの優しさに触れ、恋心を抱いていたのだ。
「希望したとおりの剣だ。結構軽めで、鋭い剣だな」
「ところで、なんで剣が2本必要なの?」
「今から見せるさ。びっくりして腰抜かすなよ」
そういうとシャオンは右手に蒼色の剣ソレニアスアーリーを、左手に藍色の剣フェイトストライクを装備した。
そして、連二刀流スキル20連撃技〔エクスパート・ドライバー〕を放った。
「こういうことだ。他の人には秘密だぜ」
「うん」
「でさ、お金はいくら?」
「……お金はいらない」
「え?」
「代わりに私をあなたの専属スミスにしてほしいの」
「そりゃ構わないけどさ…………」
二人で話していると、フローラがやって来た。
「やっほー!ミズキ、元気だった?」
「うん。いろいろありまくりだったけど」
「へぇ〜」
「今回は大変だったな〜結構年取った気分」
「シャオン君、帰ったら聞かせてね!」
「嫌だ」
「ええ〜! そんな〜…………知りたいよ〜」
ミズキはこの時悟った。
――シャオンの隣に私の居場所はない。私より…………
そう思うと涙が出てきた。
「フローラ!」
「何?」
「ちょっと来て」
「えっ?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ミズキは工房の一室にフローラを連れてきた。
「前、話してたフローラの好きな人、シャオンのことだったんだね」
「えへへ…………ばれた?」
頬を真っ赤に染めるフローラ。
その表情はミズキに心の痛みをもたらす。
「確かにシャオンはいい人だよ。誰からも好かれるタイプの人だね」
「うん」
「フローラの髪型が変わったのも、服装が変わったのも、全部彼のことが出始めたころだったよ」
「こっちもバレた?」
「うん、さっき分かった」
「で、剣は出来たの?」
「出来たよ。あとで、シャオンに見せてもらいなよ」
「うん、そうする」
「あ、フローラ。ちょっとシャ
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