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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-3 新たなる力
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ンは1つしかない寝袋にミズキをいれると、壁にもたれて寝た。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ふああ…………よく寝た。
ん? 寝袋だ。シャオンが使わせてくれたんだ」
近くの壁で寝ているシャオンの寝顔を覗き込むミズキ。
「いつもは分かんなかったけど、シャオンって可愛い顔してるなぁ」
すると、ミズキの視線に気づいたのか起きるシャオン。
その瞬間バックステップで下がるミズキ。
「…………おはよう」
「お、おはよう」
「どしたの?顔赤いよ」
「何でもない」
「…………そっか」
「…………ああああああ!」
「どした?」
「あれ!」
ある方向を指差すミズキ。その先には金色に輝くインゴット。
「もしかしてさ、あれが探してたやつ?」
「きっとそうだよ!」
インゴットに近づくシャオン。
「名前は『サンライトインゴット』か」
「見つけたし、帰ろうよ!
あ、帰れないんだった」
「…………よくよく考えたら、ここって竜の巣だよな。
竜って夜行性だから……朝になったらここに帰ってくる。
つまり………………」
「…………え?」
グルァァァァァ!!!
シャオンの考え通り巣に帰ってきたドラゴン。
「やっぱ来たな。ミズキ、行くぜ。しっかり掴まってろよな」
そういうとミズキをお姫様だっこするシャオン。
「ふえぇぇっ……」
ミズキはいきなりだったので顔を赤くしている。
そんなミズキを気にせず壁を走るシャオン。
SEEDを発動させているのでとても速い。
竜は追跡してきているが、追い付くどころか離れていく。
そして、竜の追跡を振り切り崖の上まで登った。
「始めからこうすればよかった」
「シャオン!早く下ろしてっ!」
そう、シャオンはミズキをお姫様だっこしたままだ。
「あ、ごめん」
「もう…………
転移結晶でさっさと帰りましょ」
「そうだな。 転移、フライズ!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
54層 フライズ 鍛冶屋STAR RAY
「早速作りましょ。数値の目標は?」
「こいつと同じぐらい」
そう言って取り出したのは、ソレニアスアーリー。
ゼロニティストライクをさらに強化した剣だ。
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