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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-2 極寒の洞窟へ
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そして、竜の巣と思われる場所に着いた。

「ここか…………転移結晶の準備もしとけ。
高い場所だし、周りは谷だし、落ちないように、な?」

「うん」

シャオンたちが転移結晶をオブジェクト化し、一歩踏み出したその時。


目の前でポリゴンが形を変えていった。

「ミズキ。あのときのようにならないように、そこら辺の岩陰に隠れていてくれ」

「うん。分かった」

その言葉と同時に目の前にドラゴンが現れた。


ガァァァ!


「さぁ、バトル開始だ。

ひとっ走り……付き合えよ!!」


グァァァ!!


ドラゴンはブレスを吐いてきた。それを剣を回転させ円盾のようにして防ぐシャオン。


「普通、ドラゴンの攻撃は引っ掻きとブレス、突風攻撃だけなんだけど…………コイツなんかあるよな。

体力ゲージも2本ある。

ただ、こういうデカイモンスターは基本的に





遅い!」


ブレスが切れたのを合図にSEEDを発動させて手数で勝負に出たシャオン。
剣は青い跡を残しながら何回も竜に向かっていく。
それを陰から見ていたミズキ。

「あれが『蒼の剣閃』の実力…………」

シャオンの放った攻撃はドラゴンのHPをどんどん削りレッドゾーンまで削った。
それを見たミズキは、岩陰から出てきた。

「シャオン、最後は私が…………」

「まだ出てくるな! 竜系のモンスターは突風攻撃してくるんだよ!
それにコイツ、普通のモンスターに見えるけど中ボスぐらいの実力があるんだよ!」

「えっ…………」


グァァァァァ!!!


シャオンの言ったとおり、突風攻撃を仕掛けてきたドラゴン。

「くうぅっ…………」

なんとか踏ん張ったミズキ。しかし…………


グルァァァァァ!!!




ブレスを吐いてきた。しかも拡散追尾型のブレス。先程シャオンが防いだブレスとは違うものだ。

「わぁっ!」

その数の多さに怖じ気づくミズキ。
片手棍で防ごうとするも、次第に押されていく。








ついに谷を後ろにしてしまった。

「どうしよう…………」

色々と考えていたその瞬間、一発のブレスがミズキを直撃。踏ん張りきれなくなったミズキは谷底にまっ逆さま。


「ミズキ!」

「きゃああああああああ!」

「くっ…………うおおおおおお!」

シャオンは崖から飛び降り、ミズキを抱き抱えるとそのまま真っ逆さまに落ちていった。














◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















ミズキは目を覚ました。谷底で
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