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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-5 触れあう手たち
Story5-1 奇跡の再会
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、なんでそんなに知りたいの?」
「だって、このままじゃ、シャオン君が可哀想だよ……
私はあんなシャオン君の姿見たくないもん」
「どうしたの?」
「その事件のこと、まだ悔やんでるんだよ…………
お願い!ミズキ、私に教えて!」
「ふぅ…………しょうがないわね…………
彼はいきなり来た私の頼みを聞いて、快く引き受けてくれたの。
攻略を手伝わないといけないのに時間を割いてくれて……
でも私が足引っ張っちゃったんだ。
アラームトラップ引いたせいでモンスターに囲まれて、
それでもシャオンは必死に助けようとしてくれたのに…………
私はどこかから飛んできた転移結晶で脱出したけど、そのあと気を失って…………」
「そう……
じゃあ、今から私についてきて」
「どこへいくの?」
「シャオン君のところへ。
あなたが転移結晶で脱出したとき、その光を死んだときのポリゴンの光と勘違いしちゃって…………それからずっと心に傷を負ったままなの。
今でも、ずっと夜泣いてる」
「そうだったんだ…………私、ちゃんとシャオンにあやまらなきゃ!」
そんなこんなでフローラとミズキはシャオンのホームのある52層に向かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
52層 シャオンのホーム
フローラとミズキがシャオンのところにやって来た。
「シャオン君、久しぶり」
「久しぶりだな」
「早速だけど、君に会わせたい人がいるの」
「誰かな?」
「君が今、会わなければいけない人だよ」
「そんな人いたっけな…………」
「ミズキ、こっち来て!」
「…………!」
シャオンはベッドから勢い良く起き上がる。
フローラの後ろからミズキが現れる。
「シャオン、久しぶり」
「嘘だろ……ミズキはあのとき…………」
「私、どっかから飛んできた転移結晶でちゃんと脱出してたんだよ」
「そっか……たぶん、俺が放り投げた転移結晶で脱出してたんだな。本当によかった、無事で」
「やっと元気になった。シャオン君はそれが一番だよ」
「フローラ、俺のためにありがとう」
「うん!」
「…………そういえばミズキ鍛冶屋だったな。
じゃあ、再会記念にオーダーメイドの依頼させてもらおうかな」
「分かった。お店に行きましょ」
「私はホームに戻るね。いってらっしゃい」
「ああ、行ってくる」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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