暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-8 理不尽な世界
[4/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
全員入ってもらおうか。それが依頼の内容だからな」
「断る、といったら?」
強気な姿勢を変えない男もいたが、直ぐに後悔することになる。
この瞬間寒気が一気に体中を貫いた感覚に見舞われていた。
シャオンの表情を見て……
「言ったろ?俺はお前らみたいなやつが嫌いだって。断るんだったら、俺はお前らを容赦なく切り刻む。お前らが殺してきた人数分をな」
その言葉は刃を宿した言葉だった。
「…………」
もうさっきの様な強気な言葉が出ない。
その言葉に殺気を、冷徹な殺意を感じるからだ。
「それとも、逃げてみるか?俺たちからな」
シャオンはキリトの方をみる。
彼も剣を構えた。
その威圧感。
男達は、圧倒的な実力差の前に
「くそっ……」
「ぐっ……」
項垂れる。
皆、観念したようだ。
コリドー・オープンの言葉でゲートが開き、青い光の領域が出現する。
そして、悪態をつきながら24人が入っていった。
残ったのはロザリア1人。
だが、まだ強気な姿勢は崩していない。
弱者だと感じても、まだ抗う最後の気力は残っていたようだ。
「やれるもんならやってみなさいよ!グリーンのアタシを傷つければアンタらがオレンジに!」
シャオンはロザリアの目の前から一瞬にして消え、再び首筋に切っ先を当てた。
「なっ……どうやって……」
「だから言ったろ。俺の今のAGIは100。
それに今はパーティを組んではいるけど、俺は元々ソロ。オレンジになった所で、それを解除するクエストをこなすのは問題ないからお前が勢いづいても無駄」
ロザリアの首筋と切っ先、その間5cm。
ロザリアは、体の芯から震えていた。
今まで死の感覚なんて味わった事が無い。
味あわせた事はあっても自分自身には無かった。
そして、自分の体がどうなっているのかわからないほどに震える。
「ヒッ………」
ロザリアは突っ立っているだけになっていた。
シャオンは斬る事はせず、そのままロザリアを黒鉄宮に通ずるゲートに放り込んだ。
「あっ……」
シリカは、腰が抜けてしまったのか、立ち上がれず、ただ震えていた。
シャオンが傍に近づけば近づくほど震えているようにも見える。
「悪い、怖がらせたな」
シャオンはそう判断した。
怒っていたからという理由もあるが、普段陽気な性格のシャオンがここまでキレることは珍しい。
そんな自分を見て、シリカは『怯えてしまった、怖がらせてしまった』とシャオンは思った。
だが、違った。
「ち、違いますっ……その、あ、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ