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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-8 理不尽な世界
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としてもこっちは24人もいる。この人数なら、蒼だろうが黒だろうが余裕だわよ!
おまけに、あんなにニコニコしてるようなやつが怒ったって全然痛くないわよ!」
流石は腐ってもギルドのボスの言葉。
その声に勢いづいたようにオレンジプレイヤーの先頭に立つ大柄な斧使いも叫んだ。
「そ、そうだ!攻略組ならすげえ金とかアイテムとか持ってる!オイシイ獲物じぇねえか!!」
口々に同意の言葉を喚きながら賊たちは一斉抜刀した。
「キリトさん、やっぱり無理ですよ!人数がっ!シャオンさんを、助けて逃げようよっ!」
シリカは、懐にあるクリスタルを握り締めながら叫ぶ。
ロザリアの言うとおり、いくら強くても、数の暴力という言葉もある。
物量で押し切られてしまえば、2人でも勝てないと思ったのだ。
だが、キリトはただ、大丈夫とだけ言う。
シャオンも脚を止めず、そのままの足取りで止まらない。
賊の連中は皆がソードスキルを発動。
猛り狂った笑みを浮かべ我先にと走り、短い橋の上で……
「オラァァァァァッ!!!!!!」
「死ねぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「くたばれやぁぁぁぁ!!!!!!」
その怒声と共に、シャオンの体を切りつけた。
その数恐らく一回で10連撃以上。
「だめぇぇぇぇぇ!!!!!!シャオンさぁぁぁぁん!!!!!!!」
シリカは思わず両手で顔を覆いながら絶叫をした。
「あのさあ、俺を殺せると本気で思ってんの?
やめた方がいいよ、絶対無理だから」
シャオンの声が響く。
キリトがシリカの肩を叩いて目の前の光景を見せた。
「あ、あれっ?どういうこと?シャオンさんはあの人たちの攻撃を受けてたんじゃ……」
シリカはシャオンが男たちから離れたところにいることに気づいた。
それは男達も同様だった。
そしてシャオンが指を鳴らすと
ボキッ バキバキ パリーン
24人の武器、それらが全てへし折れ、硝子片となって消え去った。
「な、なにしやがった?」
一番後ろにいた男はわからない。
本当にただ、ぶれただけにしか見えなかった。
ロザリアも異常な光景にただ絶句していた。
シャオンは剣を鞘にしまいながらいう。
「武器破壊だよ。あんたらの武器をへし折ったんだ。
10秒で大体400。それがあんたらが与える俺へのダメージ。 で、武器破壊でさらに威力は落ちる。そして俺のレベルが80、HPが15990。
あと、俺には戦闘時自動回復スキルがついている。それが自動回復で10秒で450。
あんたらが与えられるダメージは300前後、武
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