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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-7 思い出の丘にて
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んで待ち伏せポイントに誘導するんだ」


「昨日の俺たちを盗聴してたのもアイツの仲間だろうな」

そう答えた。




シリカは、黙って聞いていたロザリアの顔を見て、間違いない事に気がつく。

「まさか、この2週間同じギルドにいたのって?」

「そうよ。あのパーティの戦力を評価すんのと同時に、冒険でたっぷりお金がたまって、美味しくなるのを待ってたの。本当なら今日にも殺っちゃう予定だったんだけどー」

シリカの顔を見つめながらちろりと舌で唇を舐める。

「一番楽しみな獲物だったアンタが抜けちゃうから、どうしようかと思ってたら、なんかレアアイテムを摂りに行くって言うじゃない?
今が旬だからとってもいい相場なのよね、プネウマの花は。情報はやっぱり命よね〜」

そこで言葉を切り、シャオンたちの顔を見た後。

「でもさぁ、そこまで気がついててノコノコその子に付き合うなんて、馬鹿?それとも体でたらしこまれちゃったの?」

そのロザリアの侮辱にシリカは視界が赤くなるほど憤りを覚えた。

短剣を抜こうとしたが、肩をつかまれる。

「俺は単純だけど、あんたらみたいに人ができてない訳じゃないし、仕事も兼ねて来たから別になんでもないけどな」

「同じく」

「はぁ?仕事?」

ロザリアは意味がわかっていないようだ。

「そうだ。アンタ、10日前にシルバーフラグスって言うギルドを襲ったな?メンバー4人が殺されて、リーダーとサブリーダーだけが生き残った」

「ああ、あの貧乏な連中ね?」

ロザリアは頷いた。

「俺はリーダーだった男、こいつはサブリーダーだった女から依頼された。泣きながら毎日朝から晩まで、最前線のゲート広場で仇討ちをしてくれる奴を探していた」

シリカはこの時、シャオンのその凍てつくかのような言葉の雰囲気にゾクリとした。

それは、隣にいるキリトの表情からも感じる。

「それにな、そいつらは共に言ったんだ。アンタ等を殺さず、黒鉄宮の牢獄へ入れてくれってな。あんたに奴の気持ちが解るか?」

「わかんないわよ」

めんどくさそうにロザリアは答えると

「何?マジになっちゃって馬鹿みたい。ここで人を殺したってホントにその人が死ぬ証拠なんてないし。そんなんで 現実に戻ったとき罪になるわけないわよ。だいたい、戻れるかどうかもわかんないのにさ。正義?法律?笑っちゃうね、アタシそう言う奴が一番嫌い。この世界に妙な理屈を持ち込む奴がね」

ロザリアの目は凶暴そうな光を帯びた。

「んで?あんた、その死に損ない共の言う事真に受けたの?それでアタシらを探してたわけだ。それもたった2人でギルド1つを?暇だねー。

でもさぁ……たった2人で何とかなると思ってんの?タイタン
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