暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-7 思い出の丘にて
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
んで待ち伏せポイントに誘導するんだ」
「昨日の俺たちを盗聴してたのもアイツの仲間だろうな」
そう答えた。
シリカは、黙って聞いていたロザリアの顔を見て、間違いない事に気がつく。
「まさか、この2週間同じギルドにいたのって?」
「そうよ。あのパーティの戦力を評価すんのと同時に、冒険でたっぷりお金がたまって、美味しくなるのを待ってたの。本当なら今日にも殺っちゃう予定だったんだけどー」
シリカの顔を見つめながらちろりと舌で唇を舐める。
「一番楽しみな獲物だったアンタが抜けちゃうから、どうしようかと思ってたら、なんかレアアイテムを摂りに行くって言うじゃない?
今が旬だからとってもいい相場なのよね、プネウマの花は。情報はやっぱり命よね〜」
そこで言葉を切り、シャオンたちの顔を見た後。
「でもさぁ、そこまで気がついててノコノコその子に付き合うなんて、馬鹿?それとも体でたらしこまれちゃったの?」
そのロザリアの侮辱にシリカは視界が赤くなるほど憤りを覚えた。
短剣を抜こうとしたが、肩をつかまれる。
「俺は単純だけど、あんたらみたいに人ができてない訳じゃないし、仕事も兼ねて来たから別になんでもないけどな」
「同じく」
「はぁ?仕事?」
ロザリアは意味がわかっていないようだ。
「そうだ。アンタ、10日前にシルバーフラグスって言うギルドを襲ったな?メンバー4人が殺されて、リーダーとサブリーダーだけが生き残った」
「ああ、あの貧乏な連中ね?」
ロザリアは頷いた。
「俺はリーダーだった男、こいつはサブリーダーだった女から依頼された。泣きながら毎日朝から晩まで、最前線のゲート広場で仇討ちをしてくれる奴を探していた」
シリカはこの時、シャオンのその凍てつくかのような言葉の雰囲気にゾクリとした。
それは、隣にいるキリトの表情からも感じる。
「それにな、そいつらは共に言ったんだ。アンタ等を殺さず、黒鉄宮の牢獄へ入れてくれってな。あんたに奴の気持ちが解るか?」
「わかんないわよ」
めんどくさそうにロザリアは答えると
「何?マジになっちゃって馬鹿みたい。ここで人を殺したってホントにその人が死ぬ証拠なんてないし。そんなんで 現実に戻ったとき罪になるわけないわよ。だいたい、戻れるかどうかもわかんないのにさ。正義?法律?笑っちゃうね、アタシそう言う奴が一番嫌い。この世界に妙な理屈を持ち込む奴がね」
ロザリアの目は凶暴そうな光を帯びた。
「んで?あんた、その死に損ない共の言う事真に受けたの?それでアタシらを探してたわけだ。それもたった2人でギルド1つを?暇だねー。
でもさぁ……たった2人で何とかなると思ってんの?タイタン
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ