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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第39話 総攻撃
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 ま、まさか火織たちはもう……

「レイヴェルか。あの女はどうした?」

「火織さんなら彼女の姉妹たちと一緒にグラウンドですわ。カーラマインに指揮を取らせています。ユーベルーナがやられたそうなので念のため私はこちらに来たのですわ」

 っていうことは火織たちはまだ無事なのか。良かった。

「そうか。……しかしこの短期間によく涙を用意できたものだな。まあ用意できたのは1つが限度だっただろうが。まあいいレイヴェル、お前は下がっていろ。俺一人で十分だ」

「分かりましたわ」

「さて、結果は見えてるがここまで来たご褒美だ。相手してやるよ。かかって来な」

 さて、ここからが本番だ。相手は圧倒的な強者……でも倒せないわけじゃない。うまく型にはまれば倒せるはず!

「皆、行くわよ!」

「「「「はい!」」」」

 その言葉とともに部長と朱乃さんは氷輪丸から氷龍を召喚、焼き鳥に放つと同時に俺と木場も氷輪丸を手に突撃した。

『Explosion!!』

 さらに俺はここまで上がってくるまでに溜めていた倍化の力を一気に解放する。

「またその技か! 忌々しい! なんなんだその刀は!」

 その悪態とともに焼き鳥は特大の火炎を手から放ち、2匹の氷龍を迎撃した。でもその時にはもう俺と木場の間合いに焼き鳥を捉えたぜ!

「喰らえ!」

「ふっ!」

 俺と木場は同時に氷輪丸を振り下ろす。焼き鳥はそれに反応して両腕でそれを受けるけど、刀は止まらず両腕を斬り飛ばし、切り口を凍りつかせた。よし! これなら再生は出来ないはず!

「甘い!」

 なっ!? 傷口を覆っていた氷が一瞬で溶けて腕が再生した!? 氷輪丸じゃ出力が足りないのか!?

「なら!」

「斬り続けるまで!」

 木場もどうやら俺と同じ考えのようだ。俺たちは部長と朱乃さんに援護してもらいながらさらに斬りかかる!

「ええいっ! ちょこまかと鬱陶しい!」

 そう叫んだ焼き鳥は全身から炎を吹き出し俺たちを退かせようとするけど、俺と木場は氷輪丸を盾にしてその場に踏み留まる。焼き鳥の出す炎は氷輪丸に触れると触れるそばから凍り付けせていくので炎は俺達に届かなかった。まったく、氷輪丸サマサマだな!

「ちっ、またその刀か。一体そんなものどこで手に入れた」

「答える義理はない!」

 その言葉とともに俺は再度斬りかかる。それに対して焼き鳥も手から炎剣を出現させ氷輪丸を受け止めた。接触した炎は凍りつかせられたんだけど後から後から炎が吹き出すからあいつの所まで氷が届かない!

「まあいい、所詮は大量生産品だろう。すぐに貴様もろとも丸焦げにしてやる」

 こいつ、よりにもよって火織の創ってくれた刀を大量生産扱いだと!? 許
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