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SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-4 出発前夜
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てくる以上は気のせいじゃない。

「ひゃっ!」

シリカは驚きながらドアの方を見た。


「あー、シリカ、ごめん。寝てた?」

「し、シャオンさんっ?」

「47層の説明を忘れちゃってて。明日にしようか?」

それを聞いて、シリカは内心嬉しかった。

自分もお話をしたかったから。

ベッドから降りると、ドアへと近づく。

「良いですっ!あたしも色々聞きたかったところで……」

ノブに手をつけたその時、気が付いた。

自分自身の姿に……

今は寝るときいつもなっている下着姿。

「〜〜〜ッ!」

シリカは素早く装備ウインドウを呼び出していた。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















シリカは、暫くシャオンと目をあわせられなかった。

その間に、シャオンは部屋に備え付けてあるテーブルを準備、そしてアイテムを準備していた。


「とりあえず話を進めるよ」


シャオンはテーブルの上にアイテムを置いた。

そのアイテムは水晶球だ。


「きれい……なんですか、それは?」

シリカは思わずそう呟いて聞いていた。

「ミラージュ・スフィア、って言うアイテム。キリトに借りてきた」

シャオンが水晶を指でクリックするとメニューウインドウを呼び出す。


そして、手早くOKをクリックすると、球体が青く発光し、その上に大きな円形のホログラフィックが出現した。


システムメニューで確認できる簡素なマップとは雲泥の差だ。


「うわぁぁ……」

シリカは、夢中で青い半透明の地図を覗き込んでいた。

目を凝らせば、そのリアルな風景に人が行き交うところまで見れそうな気がする。

「あれ?そう言えばキリトさんは?」

「キリトなら【説明だったら、シャオンがいれば十分じゃないのか?】って言って出てこなかった」


そう言って苦笑いをしていた。

「そうですか」

シリカは、この時少し残念だった。

――確かにシャオンが来てくれた事は嬉しい。


でも、キリトさんともお話したかった



と思っていた。

「あ、あたし、ちゃんとお礼を言わないと」

シャオンの方を向いて


「あのっ、頂いたアイテム、確認しました。あんなに高価なものを無料だなんて………」

「ああ、本当に良いって。余ってたって言ってたからな」

シャオンは両手を振っていた。

「それでもっ、凄い装備ばかりだったし……」

「あいつ整理整頓下手だから、使わない装備品がたまっていって必然的にあんな装備品が残るんだろうね。


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