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SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-2 パーティー結成
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だし、ここに泊まろっかな?って思ってる」

「俺は50層だけど、帰るのもあれだしここに泊まるよ」

それが嬉しかったシリカ。

両手を叩くと、

「そうですか!ここのチーズケーキがけっこういけるんですよ!」

「うーん………チーズケーキ苦手なんだよなぁ」

「そうですか………」

と、ほのぼのした会話をしていたその時だ。





シリカの表情が、がらりと変わった。







隣にあった道具屋からぞろぞろと4、5人の集団が出てきたのだ。


その中で、最後尾にいた1人の女性プレイヤーがこちらの方を見た。

シリカはそのプレイヤーを反射的に見てしまったのだ。

「!」

それは、今一番見たくない顔だった。
迷いの森でパーティとケンカ別れする原因となった槍使いだ。


顔を伏せ、無言で宿に入ろうとしたのだが

「あら?シリカじゃない」

「どーも」

シリカの表情は暗い。

「へぇー、森から脱出できたんだ?よかったわね」

その真っ赤な髪を派手にカールさせたロザリアは口の端を歪めるように笑うと言った。

「でも、今更帰ってきたところでもう遅いわよ。アイテムの分配は終わっちゃったからね」

「いらないって言ったはずです!


急ぎますから」

会話を早々に切り上げたかったのだが、ロザリアの方は解放するつもりは無いようだ。

「あら?あのトカゲ、どうしちゃったの?」

その言葉が何よりも嫌だった様だ。

使い魔は、アイテム欄に格納する事も、どこかに預ける事も出来ない。

いなくなったのなら、その理由は1つしかない。

理由ならロザリアも当然知っているはずなのだが、薄い笑いを浮かべながらわざとらしく言葉を続けた。

「あらら〜〜もしかしてぇ?」

そこから先は言わせない。

言われる前にシリカは、

「ピナは死にました。でも!」

にらみを利かせると……

「ピナは絶対に生き返らせます!」

いかにも痛快と言う風に笑っていたロザリアの目が僅かに見開かれた。

そして小さく口笛を吹く。

「へぇ……ってことは、思い出の丘に行く気なんだ。でもあんたのレベルで攻略できるの?」

「できるさ」

そこから先の言葉はシャオンが紡いだ。

そして、彼女を庇うようにコートの陰に隠す。

「そんなに難易度が高いダンジョンじゃないからね」

ロザリアはあからさまに値踏む視線でシャオンとキリトを眺め回し、赤い唇を再びあざけるような笑いを浮かべてた。

「あんたらもその子にたらしこまれた口?見たトコ、そんなに強そうじゃないけど」

あからさまな挑発だった。

「勝手にホイホイ言っと
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