第五十一話
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を打たないで。
「………長門さん、不束者ですがよろしくお願いします」
七乃が顔を赤くしながら頭を下げた。
………取り敢えず。
「………何でさ? フェックションッ!!」
俺はそう言ってくしゃみをした。
……風邪でも引いたかな。
「………やっぱ風邪引いてたか……ゲホッ!! ゲホッ!!」
身体がしんどい………。
「隊長大丈夫かぁ?」
「真桜か。どないしたんや?」
真桜が部屋に入ってきた。
「いや隊長に合肥城の周りの罠はこれでええんか聞きに来たんや」
真桜が俺に書簡を渡してくる。
……………。
「これでええわ。工作隊を総動員せぇよ。人が足りひんかったら星や焔耶とかに頼んでええから」
「分かったわ。隊長もはよ風邪治しや」
真桜はそう言って俺のデコに熱冷ましで載せられていた手拭いを水が入ったオケを入れる。
ビシャァッ。
真桜は手拭いを搾って俺のデコに載せる。
「はい。ほなな」
「あぁ」
真桜はそう言って部屋を出た。
「長門さん大丈夫ですか?」
数分経った時、今度は七乃、桜花、霞、クロエ、ロッタが部屋に入ってきた。
そして服装が………。
「………何でナース服やねん」
「徐州では看護する時はこの服だと言われてますよ」
「………何でこの服があるんだ……」
「ウチは面白そうやったからな」
「べ、別に長門を看護するためじゃないんだからねッ!! 分かってるッ!?」
………ツンデレナースか?
「一日ちゃんと看護しますので」
「………もうええや」
好きにさせるか。
俺の風邪が治ったのは三日後だった。
しかし、この三日間で重要な事が起きていた。
「徐州の劉備達が合肥を通過しただとォッ!?」
俺の叫び声が合肥城に響いた。
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