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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第2部
第1話 恋敵の恋敵による恋敵の為の会議
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加賀の言う条約とは……とどのつまり、密約のような物だ。
相手を妨害するも身を引くも自由。
但し、恨みっこ無し、一葉の決定には従う事とすると言うものだ。

「………わかった、加賀よ…貴様の案に乗ろう。
皆も良いな?」

長門が落ち着きを取り戻し、全員の意見を纏める。

こうして、後に起こる数々の珍事件の発端となる「恋敵同盟」は結成されたのだった。


???


数時間後
リンドヴルム 一葉私室


「……っていう事があったのよ」
「……なんてこった……」

未だにダメージが抜け切らない一葉の身体を、鳳翔が優しくマッサージする。
船外は既に夜の帳が下り、満月が雲間から顔を見せていた。

「と言うより母さん、なんで皆を止めてくれなかったんだよ……」
「私もそろそろ孫の顔が見たくなったの♪
それに一葉ちゃんも28……あの人と同い年になるんだから、そろそろ身を固めてもいいと思うんだけれど……」
「ただでさえ艦隊司令としての執務が山積みなんだ。
そんな浮ついた話なんてしてられないよ」

痛み止めを飲んだ後、湿布を貼ってもらい上着を着る。

「でも加賀さんや扶桑さんは俄然やる気だったわよ?
いずれ結婚するなら、早いに越したことは無いと思うのだけど……」
「いやいや、俺なんかじゃ釣り合わないよ。
それに……」
「「一葉君/一葉ちゃんッ??」」
「ぎゃああああああでたああああああああッ??」

寝間着姿の加賀と扶桑が現れ、思わず悲鳴をあげる。

「一葉よ、この利根がマッサージしてやろう」
「一葉、結婚してやるッ?? さぁ書類にサインだッ??」
「カズハ君は私とケッコンするのデースッ??」
「失せろ金剛ッ??」
「木曾はそこを退くデースッ??」
「お主ら直球すぎるぞッ??」
「一葉、月見酒でも…ん、どうした伊勢…」
「日向、まずは鼻血を拭いて……」
「あら、一葉君。
こんな下心丸出しの人達は放って置いて一緒にお風呂でもどうかしら?
今なら千代田も一緒よ?」
「千歳は説得力皆無デースッ??」
「一葉君、迷うこと無いわ、雷がいるじゃない??」
「はぁ、はぁ、恐れることは無いわ一葉君……さぁ私と……」
「足柄が壊れたデースッ??」
「一葉君??出し巻き卵作ったから食べてッ?? 大丈夫、スッポンエキスなんて入ってないからッ??」
「多摩退くクマ〜〜ッ??」
「嫌ニャ〜〜ッ??」
「一葉〜、一緒に寝ようぜ〜。
大丈夫だ、先っぽだけだから〜〜…えへへ…」
「加古、そこを退けッ??
…一葉よ、未来の嫁であるこの長門が迎えに来てやったぞッ??」


「あらあら、一葉ちゃん愛されてるわね♪」
「洒落にならねえええぇぇぇッ??」
「なんだ貴様等ッ?? カズ
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