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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
終幕へのカウントダウン
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。俺から約束やぶっちまった」

「でもさ、親友が傷つくのを見てるだけなんて、悲し過ぎるからさ」

「俺も戦うよ。だから・・・」

「始。戦おう一緒に」

「っ・・・ウウオオオオオオオオオオオッ!!」

もう一度戦う。そのために始は立ち上がる。

幻影が背後から出現し、二人が飛び出す。

「睦月、橘!」

二人はアンデッドの大軍を見て、ベルトを装着した。

そして気づいた。彼がいることに。

「剣崎さん!?」「剣崎!?」

二人の声が重なる。剣崎は笑って、睦月からベルトを貰う。

もう一度、四人で。

「「「「変身!!」」」」

4枚のカードと共に彼らは変身した―――――。


 格納室

(ユキ君は今、頑張っている―――――。ならば)

こちらもやらねば!!

「信彦・・・」

シャドームーンは無言で近づいてくる。

まだ、親友を殺す覚悟はできていなかった。

「お前は・・・まだシャドームーンなのか?」

「・・・」

無言での接近。答えは剣で返ってくる。

「・・・なぁ、光太郎」

「!?」

シャドームーンは口を開いた。

あいつと同じ声で。あの懐かしき頃と変わらぬ声で。

「俺たちは・・・」

何で戦ってるんだろうな。

「それは・・・っ」

俺が、お前を捨てて逃げて行ってしまったから。

「すまない・・・」

それしか言えることがなかった。

「あがががががっがぐが!!!?」

「くっ!」

サタンサーベルをリボルケインで弾き、そのまま抑え込む。

「信彦・・・!」

悶え苦しむ声。

「信彦ぉ!!」

叫びに呼応したかのように、『信彦』が口を開いた。

「光太郎・・・俺を」

「あああああっ!!」

光剣を突き出す。

「殺せ」

「オアアアアア!!」

ドッと言う音と共に、リボルケインが炸裂する。

それでいい。それで。

懐かしき友の声。優しさを失ってなどいなかった。

爆発などはしなかった。

シャドームーンは倒れこみ、灰となって消滅した。

「信彦・・・!」

(持って行け)

サタンサーベルと謎のチップがそのまま残っていた。

サタンサーベルとリボルケインを持つ。

「優しさを失っていなかったな・・・」

ユキの方を向くとユキは言った。

「光太郎さん!キリトさん達の所へ!!」

「わかった!!」

信彦――――光太郎は、友と共に。世界を駆ける。




 格納庫前

「おう、いい加減にしやがれ」

現状を報告しよう。クライは地に伏せていた。

「それ以上自分を傷付けても、何も起きや
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