第8章 絆
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「くうっ………!!」
「レイ、また来る!!」
「くっ!?」
アリシアに言われ、身構える。
四方から絶え間なく飛んでくる雷の槍、フォトンランサー。
いくら飯綱の力で消しされると言っても絶え間なく来ると対応にも限界がある。
「あら、こんなものなの?同じ魔力を使ってもデバイスの制御が無いとどうしようもないのね」
「デバイス?」
「そんな事も知らないで魔力を使っていたのね。本当は相当の実力なのかしら………まあいいわ、それならそれでなおのこと消えてもらう!!」
再びフォトンランサーを多数展開するアンネローゼ。
「また………!!」
「行け!!」
またも同様に多数向かってくるフォトンランサー。
「何度も同じ手を………」
そんな向かってくるフォトンランサーに向かって真っ直ぐ突っ込むレイジ。
「葬刃!!」
広範囲に展開する前に自身が放てる最高の抜刀術で多くを消し去った。
「なっ!?」
「葬刃追連!!」
そのまま抜刀した勢いを持ったまま一回転しながらアンネローゼに斬りかかるレイジ。
しかし………
「なっ!?」
「………まさか真っ直ぐ突っ込んで来るなんてね………あなたは痛みとか感じないのかしら?」
空に飛びながら言うアンネローゼ。
レイジの一閃はアンネローゼが空を飛ぶことによって避けられた。
「………空飛ぶとかあり?」
「魔導師じゃ基本だってグロリオサに聞いているわよ?違うの?」
「俺、記憶無いんだって………」
「なら私の勝ちね」
そう言って杖をレイジに向けうアンネローゼ。
「くっ、これは!?」
「これで終わりよ、サンダーレイジ!」
拘束されたレイジに向かって雷が降り注いだ………
「レイ………」
「レイジさん………?」
雷が落ちたの瞬間巻き起こった土埃でどうなったかまだ分からない。
「拘束されたままじゃどうにもならないでしょう………これで、邪魔者は居ないわ………」
そう言いながら地面に降りるアンネローゼ。
そしてゆっくりシンクに向かって歩いていく。
「くっ」
「抵抗するな」
瞬時にフォトンランサーを飛ばし、立ち上がろうとしたシンクに攻撃した。
「パラディオンを貰って『アンネ!』!?」
「………雷斬衝!」
雷を纏った斬り下ろしをアンネローゼに向かって繰り出した。
『プロテクション』
そんな不意の一撃もいきなり現れた黄色の盾によって攻撃は通らなかった。
「何!?」
「………やられた振りして地上に降りた私を攻撃か………優しい事言ってて結構えぐい事するじゃない」
「四の五の言ってられない状況だからな………でもまさかいきなり盾が現れて防がれるとは思わなかっ
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