第8章 絆
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緒に相手になってやるよ。セルクル、アリシアとアンネローゼを連れて先にグラナ砦までよろしく」
「クク〜!!」
そう言ってさっさと背中に乗るようにアンネローゼに指示をだし、乗せた瞬間、ダッシュで砦に向かう準備をする。
「レイジ、どうする気よ〜!?」
「お前はレオと一緒にジュエルシードに付いて話してくれ〜!!アリシア頼むな〜!!」
「任せて〜!!」
アリシアの返事を聞いた後、全速力でセルクルは走っていった。
「………レイジさん、何故ですか?何故レオ閣下は互いの聖剣をかけてまで戦争をしたがるんですか?ミルヒは凄く寂しがってました。事情があるなら貸したって良い、そうも言ってました。それなのに………教えてください、一体レオ閣下に何があったんですか?レイジさん!!」
勇者と言われてるだけあってとても優しい奴だ。
とても真っ直ぐで純粋。
だからこそ絶対にこいつも助けてやりたい。
「悪いが多くは言えない。………ただ1つ言えるとしたらこれはお前達の為でもある」
「僕達の………為?」
「言い過ぎたかな?………まあいい、お前のパラディオン、貰っていく!!」
そう言ってレイジが思いっきりシンクに向かって駆けた瞬間だった。
ドゴーーーーーン!!
晴天だった筈の空がいきなり暗くなり、グラナ浮游砦の上空に黒い雲が漂う。
その大きな音は浮遊砦の最上階にある天空闘技場で起きた。
「何があったんだ………?」
「か、雷だ………雷が落ちたんだ!!」
エクレールの大きな声を上げながら天空闘技場の方を指差した。
「まさかさっきのアンネローゼさんが………」
「違うわ、さっきの雷よろもっと大きな雷だった!!だけど………天空闘技場は何とも無いみたいなの」
エクレールの言う大きな雷が落ちたにも関わらずここから見ても天空闘技場には何にも損害が無い。
「一体何が………」
「グギャアアアアアアアアアアアアア!!」
そう思ってるといきなり獣の大きな声が響いた。
「何………あれ………?」
エクレールが震えながら呟く。
竜みたいな顔、そして馬みたいな体、両足に風になびく毛。
まるで………
「麒麟………?」
シンクがそう呟いたのだった。
「一体何が起こったというのだ………?」
ワシの所まで単身でやって来たミルヒに驚いていた時だった。
いきなり空が暗くなり、禍々しい気が辺りを包み始めた瞬間だった。
「あれは………」
その空から現れたのは大きな狐。妖狐でも言おうか。だがそれだけでは無く、
「なっ!?」
その妖狐に向かって九つの青い玉が四方から飛んできて妖狐に飲み込まれた。
その時起きた
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