第8章 絆
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、杖を向け、さっきと同様に魔力を圧縮し始めた。
「お前の居場所は既にあるんだよ………それを分からせてやる」
刀を鞘に戻し、抜刀の構えを取り、アンネを見る。
「全て消え去れー!!!」
「目を覚ませアンネローゼ!!」
足に集中した魔力を一気に放出し、アンネローゼに向かって飛び上がり、真っ直ぐアンネローゼに向かっていく。
それと同時に圧縮した魔力をレイジに向かって飛ばすアンネローゼ。
「邪魔をするな!!」
レイジはそれごと抜刀して斬り裂き………
「レイジ………」
「アンネ、俺と来い。絶対に悲しい思いはさせない。アリシアの為にも一緒に居てくれ………!!」
そんな思いと共にアンネローゼを抱きしめたのだった………
「レイ!!」
「レイジさん!!」
ゆっくり地上に降りた2人をアリシアとシンクが迎えた。
「くそっ、効かないって言ったけど、正直やっぱり堪える………」
「レイジ、ちょっと………!!」
フラフラのレイジは降りた瞬間、アンネローゼにもたれ掛かった。
「全く、アンタって奴は………」
「約束………だからなアンネローゼ………?」
「分かってるわよ。………本当は分かってたわ。アリシアと共に生活していく内に満たされる自分がいる。それが嫌で、ジュエルシードに全てを託したけど………それも実際成功するかなんて分からなかったのにね………」
「………アンネローゼさん、一体あなたに何………」
シンクが話そうとした時、アンネローゼは口に人差し指を添え口を閉ざした。
「まあその話と共に先ずはあなた逹の傷の回復をね………グロリオサ、お願い」
『イエス、アンネ』
先ずはシンクとレイジが光に包まれた………
「まさかそんな事があったなんてね」
2人の傷の回復の後、未だに気を失っていたエクレールを回復させた後、エクレールにもアンネローゼの話をした。
「エクレ………」
「分かってるわよ。流石にこんな事情だったら姫様だって許すだろうし………」
「それより姫様だ、お前らの所の姫様単独でレオに会いに行ったんだろ?」
「そうだった!!追いかけないと!!エクレ、急ごう!!」
「ああ!!」
「ちょっと待った!!」
急いでグラナ砦へ向かおうとした2人を止める。
「何ですかレイジさん?」
「私達急いでんだけど………」
「いや、何敵を前にして素通りしようとしてんだ?今は戦争中だぜ?」
「「………あっ」」
「理解したな?悪いがここは通さないぞ」
「くっ、そこは通してもらいます!!」
「あんたなんかさっさと倒して姫様の所へ行かなくては………」
「いいぞ、なら来い!2人一
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