憂鬱になったので
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術使いの連携の取り方?
ダンゾウはオレがシナイ班の生徒だと知っている
シナイ班はガイ班と似たように体術に特化していると言っていい
まぁオレ以外は前世で術なり何なりを覚えていたため、先生が教えられるものは体術だけになってしまったからなんだが・・・
体術使いの連携の取り方は、良く教え込まれたものなんだが・・・
サイに連携の取り方を覚えさせろと言うこと・・・なのだろうか?
「さて、任務の詳細は歩きながら話そう
目的地は火ノ寺!
出ぱぁつッ!」
「よーし一日で行くぞー!
青春ファイオーっ!」
拳を掲げて高らかに宣言した先生
それにノリで返すガイ先生
あ、この二人しんどい
「これが・・・体術使いのコミュニケーション方法・・・?」
サイ、それは違うからな
◇
門を出て火ノ寺の方角を目指し、山道を歩く
息を乱さない前方三人、それに比べてオレはどうだ
体力がついたとはいえ、人並み以下の体力・・・平坦な道でさえ息を上げてしまう
それになんだか頭が痛い
酸素不足だろうか
ときたま先生が振り返って、立ち止まってくれたり休憩を入れてくれる
そのせいで肝心な任務の詳細が明かされない
「ふむ・・・体術使い・・・と聞いていたんだが・・・
少々、スタミナに問題があるようだな」
「鶸茶はスタミナよりスピード勝負ですから
体力がない、その分はボクがカバーします」
「おお!何という麗しきチーム愛・・・青春してるなぁお前ら!」
「これが・・・青春・・・!」
長い事ガイ先生と絡ませるとリー二号が出来上がるかも知れん
見たい気もするが嫌だ
・・・青春してるサイ、か・・・
「ぶふっ・・・!」
似たような事を想像したのか、シナイちゃんが吹いた
分かるよ、その気持ち
「・・・さて、今回の任務だが・・・
とある宗教のについての情勢調査だ」
「・・・宗教?火ノ寺に関わりのある宗派ですか?」
寺か
宗派の違いで起こるもめ事は多いけれど、忍者は必要なのだろうか
「いや、なんというか、檀家の奪い合い?
この二年の間で湯、雨、草、滝など小国の隠れ里の90%がその宗派に改宗してな
改宗するスピードが尋常じゃなく、戒律にも・・・問題がある」
二年で90%!?
え、そんなんあり?
「そんな宗教があるだなんて・・・なんていうんですか?」
「・・・殺戮をモットーとする・・・ジャシン、教」
・・・飛段・・・何してんの・・・?
いや、きっと飛段が布教してる
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