下忍編
秘密
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がしりと腕を掴まれた我愛羅はわずかに目を見開き、自分の腕を掴んだ持ち主を見る。
今まで驚いて身動きが取れていなかったシカマルが、その姿に目を見開く。
「先輩、どっからきて!?」
その言葉に、窓の淵に立っていたカトナは、首をこくりと傾ける。
「まど」
そう言いながら、何も掴んでいない手で下を指さす。
いや、それは分かるけどと、内心で混乱をきたしているシカマルを無視し、カトナは無造作に手を振り下ろした。普段ならば、すぐにでも守られるはずだった我愛羅の頭は、カトナが直前に流したチャクラの影響で乱れ、叩かれる。
ぎょっと、目を見開いたシカマルを無視し、カトナは叱る。
「やりすぎは、だめ」
我愛羅は目を見開き、カトナの行動が理解できないといわんばかりに見つめたが、カトナは気にせず、もう一度言いきった。
「やりすぎはだめ、だよ?」
我愛羅。と。
何の気兼ねもなく、彼女は名前を、呼んだ。
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