十九話:世界はきっと残酷だ
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ライザー眷属達の魔力弾が避けれなかった時はどうなるかと思ったけど。
何とか間に合ったな。一応、早く行くために無力化するだけで終わらせて来たけど。
あのままだったら俺達の負けだった。
イッセーが最後の最後のまで諦めなかったのが功を奏したな。
良い覚悟だったぞ。イッセー。
本当は、骸殻を使うつもりはなかったけど…。
あんな覚悟を見せられたら出し惜しみなんて出来ないよな。
まあ―――全力を出すまでもない。
「待っていろ。直ぐに―――終わらせる」
そうイッセーに言い残してその場から消え去る。
「ど、どこに消えた!?」
「後ろだ」
「ッ! グアアアアッッ!!?」
一瞬で背後い回り込み。ライザーの胸を一突きに貫く。
ライザー……俺はお前の事が気に入らない。
それに―――
「人の選択を踏みにじったんだ。情けを掛けて貰えると思うなよ?」
「アアアアアアッッ!!?」
そのまま槍をスライドさせ。奴の胸から下を紙でも裂く様に切り裂く。
ライザーは炎から再生していく。だがそれを待つつもりはない。
今度は軽く槍を振り残った上半身の肉を無造作に引き裂く。
「ガアッ!!?」
「どうした? ただ悲鳴を上げることがフェニックスの力なのか?
やっぱり何の覚悟も持ってない奴は違うな」
「ふ…ふざけるなああああっ!!」
軽くライザーを挑発する。すると単純なことに俺の方に炎を飛ばしてくる。
俺が立っている場所を中心に炎が燃え盛る。
「「ルドガー!?」」
「はっはっは! 選択だか覚悟だか知らないが調子に乗るからだ!!」
「お前はどこを見て笑っている?」
「「「なっ!?」」」
ライザーの背後から冷たく言い放つ。
そんな単調な攻撃が俺に当たると思うなよ。
当たる寸前にお前の後ろに移動するなんて簡単だ。
そのまま槍を軽く振ってライザーの頭を叩き潰す。
だと言うのにライザーの頭はまだ復活する。
はあ……骨が折れるな。
仕方ない―――
「ライザー・フェニックス……。お前は―――あと何回殺せば死んでくれる?」
―――お前が死ぬまで付き合ってやるよ。
一族を誇りに思うお前には一族の力を持ったことを後悔させてやる。
フェニックスの力の欠点は―――死ねないことだ。
「絶影! 蒼波刃! 絶影! 蒼波刃! 蒼波刃! 絶影! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 絶影! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 絶影! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 絶影! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 絶影! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! 蒼波刃! バドブレイカー!」
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