暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
Data02:アルカンジュ・イレイザー
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速行ってみよー」

アルカ
「元気出せ、ぐうたらすんな」

緋色の空
「これデフォですが」

アルカ
「マジで?」

緋色の空
「大マジ。さーて、出て来い!アイデアノート!…という訳で見ていきましょー」

アルカ
「ノートくらいもっと静かに出せって…」

緋色の空
「断る」

アルカ
「即答かよ!?」

緋色の空
「えーっとですね…アルカの設定の違いは……あ、初期設定御曹司」

アルカ
「……はあ!?お前どうした!?疲れて自分の文字読み間違えたか!?だったら寝ろ!文句言わねえからとにかく休め!な!」

緋色の空
「心遣いありがたいけど本当だから受け入れろ。因みにイレイザー財閥は武具とか防具の会社だって」

アルカ
「…マジか」

緋色の空
「いえす。で、理想的な息子にしようとする両親嫌ってた。あれだね、行動縛ったりしてたんだ」

アルカ
「……両親の事は内容違えど、初期から変わんねーのかよ…」

緋色の空
「…なんかゴメン」

アルカ
「いや、いい。謝んなって。で?そっからどうなるんだ?」

緋色の空
「ふむ…どうやら、アルカはそんな家を嫌って家出するらしいよ。で、ギルドに加入」

アルカ
「ルーシィと被ってる…」

緋色の空
「敢えてスルーするよ。だけどそんなの親が許す訳ないじゃん?アルカを連れ戻しに来ちゃう訳だ。自分達で直接出向いたトコは、ルーシィよりマシじゃないかね」

アルカ
「かもな…ってまさか、そのままオレは家に戻るとか…」

緋色の空
「無理矢理連れて行かれる仲間を妖精の尻尾(フェアリーテイル)が黙って見送ると思うか?お前」

アルカ
「全力で抵抗したんだな」

緋色の空
「そう。でも相手は大人、しかも財閥と来た。魔導士ギルド1つくらいが何言ったって通じる相手じゃないのは、なんとなく解るだろ?」

アルカ
「おう」

緋色の空
「もちろんアルカも抵抗したけど、成す術はない。もうダメだ!と思ったその時…」

アルカ
「その時?」

緋色の空
「さて問題です」

アルカ
「ここでか!?」

緋色の空
「相手は財閥で思うように動けません。何言っても通じません。アルカは連れて行かれそうです。さて、この状況で動くのは果たして誰でしょう?」

アルカ
「って突然言われてもなー…ヒントねえの?」

緋色の空
「それじゃあヒント。誰も動けない状況で動くのは、あの人ぐらいなんじゃないかな」

アルカ
「は?」

緋色の空
「更に言うと、今回は相手を追い払って諦めさせないといけない。でも力を使えば大変な事になる。つまり、直接的な暴力以外でそれが出来る人に限定されるんじゃない
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