第四十五話 ホエーモン
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衝撃と水音。
子供達を乗せたその筏は、ホエーモンが歓喜に噴き上げた潮と共に、ホエーモンの体内から放り出されたのだった。
ばらばらに壊れた筏の木の切れ端に数人ずつ捕まり難を逃れる。
頭数を数え大輔がほっと息をつくと、ホエーモンが穏やかに皆に声をかけた。
ホエーモン[すみません、乱暴なことをして…おかげでやっとすっきりしました]
大輔「いや、いいんだ。それよりホエーモン!!サーバ大陸ってここからどれくらい離れてるか知ってるか?」
ホエーモン[はい。私でも5日はかかります]
大輔が聞くと、ホエーモンは肯定し自分でも5日はかかると告げた。
果てもない遠さだ。
もう筏もないのに、どうやって行けばいいのだろう。
ホエーモン[サーバ大陸に行かれるのですか?」
大輔「ああ、でもどうすれば……」
ホエーモン[それでしたら私がお送りいたします。黒い歯車を取り除いてくださったお礼に]
ギルモン[本当か!?]
まさに乗りかかった船、運よく子供達は新たに航海の術を得たのだった。
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