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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
外伝 苗っち、幻想郷でいらんことする
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て)ーーーんッ!!」


それは、生命エネルギーを直接変換して風と成す、”奇跡の風”とも呼べる超高純度生体エネルギー。その純度は妖力や霊力をも大きく超える、命の道を究めた仙道でしかなし得ないであろう力。苗が輪状の武器らしいものを媒介に発生させたその風は、そういうものだった。

二つの風が激突し、天魔の竜巻が見る見るうちに形を失い散っていき―――結局、苗は竜巻を全て防ぎ切った。それも、後ろにいる霊夢の髪の毛一つ揺らすことが無いほど完全に。

やがて、向こうからこれ以上の攻撃が無いことを確認した黒髪の少女は、眩しいくらいの笑顔でこちらを振り向いた。

「怪我はない?霊夢」
「・・・うん」

咄嗟の事に、それしか返事が返せなかった霊夢だった。

「ぅまお」

私は無視?とでも言う様に、いつの間にか近くで寝ていた猫のぽんずが一声鳴いた。



翌日、”文々。新聞”に書かれた「博麗の巫女、賽銭求めて幻想郷に宣戦布告!?」という記事を目にするまで、霊夢の勘は狂ったままだったとか。
 
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