第四十四話 新天地へ
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に来いって言ってたわよね…」
隣に座っているアリサが、大輔を見上げる。
すずかがゲンナイから送られてきた地図データを開いて皆に見せた。
すずか「この地図が正しいなら、ここからかなり離れてるはずだよ」
見ればファイル島であろう小さな島は、大陸から離れに離れており、とても1日2日では辿り着けそうにない。
アリシア「私、プールでもまともに泳げないんだよお…?」
情けない声を出すアリシアだが、よしんば遠泳の世界チャンピオンでもこの距離を泳いでいくなんて確実に無理だろう。
確実に沈んで深海魚とご挨拶する羽目になり、魚の餌となるだろう。
賢「行くにしても、デジタマが孵ってからにしないか?」
はやて「何でや賢兄?」
賢「生まれてすぐ戦いなんて酷じゃないか」
ルカ「…でも急がないといけないんでしょ?」
ルカが疑問を口にする。
すずか「そうだけど…」
フェイト「もう少し待とうよ」
アリシアを気遣って、出発を遅らせようと考える子供達。
しかしアリシアは首を振る。
アリシア「私達のことなら大丈夫だよ。」
大輔「いいのか?少しくらいなら…」
アリシア「ありがとうお兄ちゃん。でもいいの、ここにいたらプロットモンに怒られちゃうもん」
大輔「分かった…皆、行こうぜ。サーバ大陸へ!!」
全員【おお!!!!】
呼応する全員の掛け声が、空気を爽やかに震わせた。
そして大輔以外の全員が寝静まった時、再び大輔の前に投影機が出現。
ゲンナイが現れた。
大輔「何の用だ?」
ゲンナイ『いや、少し気になることがあってな…お主のブイモンのことじゃが…まだ通常の進化を果たしてはおらんのじゃろう?』
大輔「………」
痛いところを突かれた大輔は仏頂面になる。
ゲンナイ『お主のブイモンはチビモン達のように古代種の因子を持った現代種ではなく、既に滅んだはずの純粋の古代種のようじゃな』
大輔「古代種?」
ゲンナイ『まだデジタルワールドにデジタマへの転生の概念が存在しなかった時代から存在したデジモンじゃ…彼らは潜在能力は現代種を大きく上回るが、オーバーライトによる消耗が激しく、寿命が現代種と比べて短く、成熟期への進化はともかく完全体への進化は困難を極める。故に純粋古代種の完全体、究極体は伝説とまで言われておるのじゃよ』
大輔「ブイモンがその純粋の古代種なのか?」
ゲンナイ『そうじゃ、本来ならお主のブイモンは成熟期への進化を遂げていてもおかしくないレベルに達しておる。しかし、純粋古代種に通常進化はかなりハードルが高いようじゃな。複数のデジメンタルと紋章の力、そして強力なエネルギー体の力による肉体の強化、そして新たな力の解放…デジメンタルのエ
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