暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第65話 聖王器ブランバルジェ
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極め、魔力で盾を作り出した後、防ぎながら横に流した。

「まだだ!!」

桐谷もそれだけでは無かった。槍を流された瞬間武器を変え、何時ものスタイルになった。

「!?まさか………!!」
「烈火刃!!」

魔力の苦無を手に持ち、それをクレインに向かって投げる。

「だが………!!」

展開していた盾で攻撃を防ぐクレイン。

「なっ!?」

しかし烈火刃は直撃した瞬間爆破し、クレインの盾を破壊した。

「爆破がお前だけの専売特許だと思うな!!」

その後も次々と烈火刃を投げつける。一回に投げられる烈火刃は4本までが限度で、それ以上は持てない。更に連射出来るような技でもないのでどうしても数秒の間が空いてしまう。

故に武器を瞬時に展開出来るクレインは盾も同様である為、決定打にはならなかった。

「さてどうするか……」

距離を取ったクレインの様子を見ながら思わず呟く。
窮地は脱したが、依然不利なのは変わらない。

先程槍を使って突貫したが、そもそも桐谷は槍など一度も使ったことがない。
と言うよりもアルトアイゼン、セレン以外で戦闘したことがないのだ。

(これじゃあ宝の持ち腐れだよな………)

そう思いながらも桐谷は別に打開策を考えていた。
幸い、警戒しているのか先程の様に攻めてこない。

(槍は良い方向へと効いてくれたんだな………)

桐谷の思った通りクレインは桐谷の槍を使った戦闘の影響で一旦慎重になった。

(ブランバルジェの能力を使った………?使い方が分かったのか………?)

クレインにとって最悪の展開と言っても過言じゃなかった。自身のアーマーはブランバルジェの劣化版、そして自身は戦闘の素人。データのよって優位に戦っていられるが、その優位な状況が覆されそうになっていた。

(仕方がない………最後だがこれで仕留めるか………)

そう考えながらクレインは右手でなるべく気づかれないように操作し始めた………

(ん?また操作している………)

しかし桐谷はクレインの動きを見逃さなかった。

「またあの槍だとしても、不意を突かなければ通用しない!!」

桐谷はすかさず、クレインの懐へと入り、密着するほど近い距離で戦い初めた。

「はああああ!!」

桐谷の得意な距離。その戦闘にクレインは耐えるのに精一杯だった。
連打を浴びせ、ダメージよりもクレインの動きを止める事を重視し、攻め立てる。

「白虎咬!!」

そして再び魔力を溜めた一撃で鎧を貫くような衝撃を与えた。

「うぐっ!?」

あまりの衝撃に壁に背を当て、悶えるクレイン。

「貰った!!コード麒麟!!」

フルドライブ状態となり、魔力をミズチブレードに集中する。明らかに今
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