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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第65話 聖王器ブランバルジェ
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用させてもらった。完全には無理だが、ある程度の技はコピー出来る」
「だが、そんなまがいものでは………!!」
「使い方を分からない君に言われてもね!!」

桐谷の拳がクレインの右の一刀の腹部分を捉える。魔力で出来たクレインの刀は桐谷の拳の前に無惨にも砕け散った。

「よし、!これで!!」
「甘いよ!!」

しかし砕けた筈の刀が一瞬の内に消え、そして新たに小さな盾が形成された。

「なっ!?」

桐谷は既に追撃にと左の一刀の斬り下ろしを横に避け、右側から攻めようと剣を振っていた。
振るわれた剣はクレインの盾に防がれ、更にうまい具合に力を流され、体勢を崩してしまった。

「更に!!」

クレインは左手に持っていた刀を瞬時に短槍に変え、桐谷に突き刺した。

「うっ!?」

体勢を崩されながらも身体を捻る事で何とか逸らした桐谷。身体を地面に打ち付けるが、気にせず、地面を蹴って、クレインから距離を取った。

「逃がさないよ!!」

今度は双銃に武器を変え、魔力弾を連射する。

「くっ!!」

左手のバリアーで防ぐが、完全に足が止まってしまった。

「お前………」
「驚いたかい?これが私の作ったバリアアーマーの本当の能力、魔力を様々な武器に瞬時に変え使う事が出来る。………君に変幻自在の攻撃を捌ききれるかな?」

そう言ったと同時に双銃を桐谷に向かって投げつけるクレイン。

「何を………!!」

一瞬、バリアーを解いて確認しようとした桐谷だが、咄嗟に再びバリアーを展開し、身体全体を守る。

「爆破」

その瞬間、投げた双銃が爆発した。

「くそっ………こんなに早く、そして多彩に形成出来るとはな………」

クレインとの最初の戦闘でどう言った戦闘スタイルなのはか把握していたつもりだった。しかし桐谷の想像以上にクレインの作ったバリアアーマーは強力だった。

(剣の様な武器だけではなく、盾に槍に銃まで………これは全ての武器となる物に変化できそうだ………あの魔力の槍の秘密も分からない上に更にこんな武装まで………)

爆煙で見えないクレインを警戒しつつ、立ち上がる。
 
(だが、迷っている場合じゃない。先ほどの様に攻撃で破壊出来るし、バリアーであの爆発も防げる。………いくらでもやりようはある………!!)

しかしそう考えていた桐谷に爆煙から何かが飛んできた。

「クレインの攻撃………!?」

バリアーを構えながら警戒する桐谷。飛んできたのは丸い、円状のボールの様な物で、次々と桐谷に向かって飛んできた。

「まずい!!」

コロコロと転がっている様子に虚を突かれ、逃げるのが遅くなってしまった。

「耐えきれるか………!?」

逃げられないと判断した桐谷は再
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