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ひねくれヒーロー
幸福があります
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だよな

 あんな形で修正役を投入してくるとは思わなかった??


修正役・・・まじらずシナイのことですね

あの女が達成する任務と言う任務が、我々の計画を間接的に阻む

邪神さまが練り上げた計画すらも全てを破壊していく


「あァ?
 んじゃーその修正役とやらを殺しちまえば良いじゃねえか」


同じように傍らに控えていた飛段が声を上げる

物事はそう簡単にはいかないものよ

炎となったあの方は笑ったように声をかける


??実に飛段らしい言葉だ
 
 だが、それができたら・・・どれだけ良いか

 こんなことなら月を潰すべきではなかった・・・??


珍しく落ち込んだ声が響き渡る

こんな時にはどうするべきなのか

私には分からない


「ジャシンさまよぉ
 あんまし難しい事は分かんねえけど・・・もうやっちまったもんはしょうがねえだろ 
 目的を、やり遂げるしかないんだろ?」


眠そうにあくびをしながら答える

飛段の言葉に少しだけ、気分を浮き上がらせたらしい

無意識の彼の言動が、邪神様を持ち直させる

・・・私には出来ないこと


??そうだな
  あぁ・・・早くあの子が満ちれば良い・・・そうすればシアワセになれるんだから??  


そうですね

早く、シアワセな世界を、作り出して見せましょう???














◇◆◇コン◇◆◇








任務が入った

何時も修行ばかりで、根での任務は久しぶりだ

しかも今回の任務、どうやら一日では終わらないらしく、それ相応の準備をするよう言い渡された


サイと2人で行動する任務ではなく、正規部隊と組む任務


正体がばれないか今からかなり不安

木の仮面や陶器の仮面では前の様に壊れてしまう


しかし、このトモダチマスクさえあればそんな心配は御無用!


布製のお陰でひび割れで壊れる心配はない


万が一に備えて下にももう一枚マスクを装着している

かなり息苦しいが、正体がばれるよりマシだ



待ち合わせ場所である門に向かい、サイと合流


正規部隊の人間が来るのを待つばかり、そう思っていると見知った人間が現れた





「お待たせして申し訳な??????ブフゥッ?!」



口元を抑える間もなく崩れ落ちたその人は、とてもよく見知った人



シナイちゃん・・・

ごめん・・・トモダチマスクなんか着てごめんなさい・・・

だからへたり込んで笑わないで

乙女座りして顔を隠して笑わないで




「鶸茶、何なんですかこの
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