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FAIRY TAIL   ある神使い達の伝説
第十三話***何言ってんだい、アンタも出るんだよ
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のの自然さがあった。
そして、黒いコート。
胸元には、紅い珠のペンダントが鈍く輝いていた。
その少年をチラリと見て、オババは言う。

「スペル」

と呼んだ。

「何言ってんだい、アンタも出るんだよ」

スペルと呼ばれた黒く紅い少年は一瞬固まる。
そして、叫ぶ。

「えーっ、え、え、え、ちょっと、どういう、どーいうことですか、お、オババ!?」

その近くでは、ラミアの魔導士がスペルも出るなら優勝確実だと踊っていた。



魔導士ギルド 人魚(マーメイド)(ヒール)

カウンターで、その少女はジュースを飲みながら読書をしていた。
二つに結わえた長く、美しい金髪を持つ美少女。
右手の人差し指には、紫に輝く指輪があった。
ジュースを飲み干し、本もキリの良いところまで読み、ふーっと一息つく。
そして立ち上がった。

「ありがとうございました。美味しかったです。ごちそうさまでした」

カウンターの向こうに立っていたそばかすでみつあみの少女にお礼を言う。

「でしょでしょ!」

みつあみの少女は嬉しそうにフワリと笑い、あ、そうだ、と呟いた。

「レイ」

と、金髪の少女に呼び掛ける。
レイと呼ばれた少女は振り返る。

「なんですか、ベスさん」

ベスと呼ばれたみつあみの少女は笑顔で告げた。

「カグラさんが、今年の大魔闘演武出ないかって」



魔法評議院 ERA

「えーーーーっ!?いいんですかぁ!?」

セブンは叫んだ。

「ああ」

ラハールは頷く。

「大魔闘演武!!今年もチケットとれなかったんです!諦めてたんです!ありがとうございます!ラハールさん!」

ゲストに呼ばれて、そのつてでチケットを手に入れたから、とラハールがセブンにチケットを差し出してから、セブンはずっとこの調子であった。

「し、しし、しかも結構いい席!ありがとうございますラハールさん!」

喜び、喜ぶセブンを見て、ラハールは隣に居るドランバルトに微笑みかける。

「おまえも来い、ドランバルト」
「いや……オレは」

ドランバルトは浮かない顔で首を振るが、

妖精(フェアリー)尻尾(テイル)の元気な姿を見たいだろう?それに、セブンをあのテンションで一人にすると、評議院の信頼が、な」

少し考えるような素振りを見せ、チケットを受け取った。



ローゼン村

マントを纏った少女は暗い部屋で膝を抱えた。

「大魔闘演武、か……そんなの、あたしには関係、ないよ」

膝に顔を埋め、身を震わせた。
左手首には、橙の珠の埋め込まれた腕輪(ブレスレット)があった。



?????

「大魔闘演武……エクリプス……ああもう
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