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英雄は誰がために立つ
Life4 戦いの後
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―――という、フォローが入った。

 「――――そ、そうですか。でしたら、お言葉に甘えまして・・・御相伴にあずからせていただきます」
 『解った。後、ゼノヴィアさんはまだ歩けないだろうから、迎えに行くよ』

 その二言だけで、内線の切れる音がした。
 その後に、何とも言えない空気がこの部屋を満たしていた。
 5人の美少女たちは、お互いに顔を背けていた。士郎が来るまで、只そのままだった・・・・・・。


 −Interlude−


 「「「「「――――ご馳走様でした」」」」」
 「お粗末様でした」

 台所近くの居間にて、士郎の作った夕餉を食べきったリアスたち。

 「藤村君の作る料理は相変わらず美味ですね。会長」
 「ええ、先程まで食べさせていただいたものすべてヘルシーにも拘らず、味もしっかりしていて食べていた時は夢心地の様でした」

 そこに、一人一人の前に丁寧に置かれるティーカップ。

 「お口にあったなら幸いです。お嬢様方」

 甘いマスクに洗練された動きの士郎に対して、美少女5人は頬を赤く染める。

 「・・・・・・・・・・・・藤村君。それは卑怯です」
 「なにがだ?」

 察してくださいとも言えずに口をつぐむソーナ。

 「ン〜〜〜♪この紅茶も相変わらず美味しくて、女として自信失くしそうよ。士郎」

 そんなソーナを他所に、紅茶を満喫しているリアス。と言うか、士郎の鈍感ぶりは熟知しているので単に諦めているだけともいえるが。

 「さて、藤村君の料理も堪能しましたし、私たちはこれでお暇しましょうか。リアス」
 「ええ。じゃ、じゃあゼノヴィア(彼女)は任せてもいいのね?」

 リアスの言うゼノヴィアの事と言うのは、彼女の住いの件についてだ。
 食事前にその件で押し問答になりはしたが、あまりにしつこく食い下がると怪しまれる(いざとなれば認識阻害の魔法を使えばいいのにも拘らず、士郎には使うという発想はリアスには無かったため)と言う事で、一先ずか或いは長らくかは不明のままだが藤村邸がゼノヴィアの下宿先となった。

 「ああ、責任もって面倒を見させてもらうよ」

 この士郎の事は4人からしてみても、相応の信用が有るので大丈夫だと判断できると踏み、改まった挨拶をして藤村邸を後にするのだった。


 −Interlude−


 現時刻は20時過ぎ。

 そこには、大学から帰宅したイリヤと今日から正式に暫定無期限の居候になったゼノヴィア、そして我らが藤村士郎が居間にて集まっていた。

 「――――と言う事で、母さんや父さんにも許可は取ってあるから今日からゼノヴィアは我が藤村邸の一員となったからよろしく頼んだぞイリヤ(姉さん)
 「そ、その、宜しくお
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