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英雄は誰がために立つ
Life4 戦いの後
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 その言葉を受け止めるソーナは、ゼノヴィアの瞳を覗く。
 その瞳には若干ながら自棄気味も混じっていたが、それでも前を剥こうと言う力強さを感じ取れた。

 「分かりました。では「この娘は私が引き受けるわソーナ」・・・・・・リアス?」

 ソーナ主体で説明していたために、先程から黙っていたリアスが突然表明して来た。

 「如何いう事かしら?いえ、いいの?」
 「ええ、まだ騎士(ナイト)の枠が残っているし、元教会出身のアーシアが居れば何かと不安を取り除けるんじゃないかしら?」
 「本当にいいの?リアス」
 「ええ、二言は無いわ」

 その言葉に内心ほっとすると同時に、いざとなればあらゆる口撃でリアスに押し付けようかなどと考えていた事を、墓場まで持って往こうと決意するソーナだった。

 「とは言え、此処で契約する訳にはいかないわよ。リアス」
 「解っているわよ。だから後日に『ピ―――ピ―――』何かしら?」

 音の発生源をに目を向けるとそこには電話の子機が壁に張り付いていた。
 子機と言うより内線だと窺い知る事できたそれを、真羅が取る。相手は如何考えても士郎だろう。

 「――――藤村君ですか?真羅です。ええ、ひとまず終わりましたので大丈夫です。はい?解りました」

 真羅は、士郎に言われたとおりに内線のスピーカーボタンを押す。

 『ア―――、聞こえてるか?』
 「はい、大丈夫ですよ。それでご用件は何なのでしょうか?」
 『ああ。そろそろいい時間だから、リアス達も夕食食べていかないか?』
 「有り難いんだけれど、私た『ギュルルル(←腹の音)』あら?」

 その音の視線を辿ると、ゼノヴィアがいた。

 「す、すまない・・・・・・」

 女として居た堪れなくなったのか、頬を羞恥の証として赤く染めていた。

 『ゼノヴィアさんは決定だな。で、リアス達は食べていくか?』
 「いえ、魅力的な申し出なのだけれ『ギュルルル(以下同文)』」

 視線を向けると、椿姫がいた。

 「す、すいません・・・」

 彼女もゼノヴィア同様に、羞恥により頬を赤く染めていた。

 『夕食食べていくか?』
 「いいえ、本当は受けたい申し出な『ギュルルル(以下)』」

 ――――そこには朱乃がいた。

 「し、失礼しましたわ・・・」

 彼女も以下同文。

 『食べていかないか?』
 「だ・か・ら!私たちはh『『ギュルルル』』」

 辿るまでも無く、残りのリアスとソーナだった。

 リアスとソーナ(2人)共以下。

 『――――いや、確かに招かなかったが、御客たちが皆美人ぞろいで調子に乗ってしまったのか、作り過ぎたから処理を手伝ってもらえると有りがたいな』

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