Life4 戦いの後
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「結局何だったのですか?」
『此方を観察していた大きなハトが、たった今離脱だけさ、ソーナ嬢』
そうして、周りを見渡す士郎。
『では今度こそ、私はこれにて失礼する』
「あっ、はい。サーゼクス・ルシファー様の頼みとは言え、ご助力感謝いたします。《幻想殺し》殿。ですが一つ窺ってもよろしいでしょうか?」
『内容によるが・・』
「無理な事ではありません。ただ単に貴方の屠る対象が、ソーナ眷族及びリアス眷族も入るのかと言う確認を取りたいだけです」
その言葉に士郎は『フッ』と笑う。
「何が可笑しかったのかしら?」
自分たちや、可愛い眷族らを馬鹿にされたのでは無いかと言う疑問から、多少苛ついた声音で聞くリアス。
『いや、気に障ったのなら謝ろう。しかし、リアス嬢。自分と相手の戦力差が歴然にも拘らず、一々喧嘩腰になるのは問題だぞ?情愛が深いグレモリーゆえ仕方がないのかもしれんがね』
その言葉にリアスはムッとなるものの、苛ついた声音で聞いた事に自覚が無かったのかそれとも思う処でもあったのか、自戒しようと心に刻むのであった。
そこで話を逸らされたのかと、それこそ珍しく訝しむソーナが居た。
それを見て気づく士郎。
『いや、重ねて失礼した。話を逸らす気は無かったのだが、ただ意外だったものでね』
「何がでしょう?」
『ソーナ嬢はもっと慎重な方と聞いていたもので、その様に大胆な発言をしてくるとは思いもよらなかったのだよ。とはいえ、質問には答えよう。あなた方が外道に堕ちない限り或いは、私の大切な家族に危害を及ぼさない限りっと、言った処だろうか』
「・・・・成程、肝に銘じておきます。とても参考になりました」
『それは何よりだ、では私は行かせてもらうよ。御免』
言い切ると共に、ソーナとリアスの前から赤い外套姿の魔術師が消え去った。
「椿姫、一応魔力探知で追えますか?」
「?はい、やってみます」
「ソーナ、それには一体どんな意味が有るの?」
「意味など無いわ。けれど、あそこまで一方的に言われたら、一矢報いたいと思わない?」
ソーナの言葉に驚きを隠せないリアス。まさか、自分の幼馴染の1人でいつも冷静沈着な彼女が、こんな大胆な行動に出るとは思わなかったからだ。
「会長」
「あら?もう出来たの?流石ね」
「いえ、力及ばずながら追跡出来ませんでした。少なくとも赤い外套姿の魔術師は、駒王町内には居ないと思われます。信じがたい事ですが・・」
自分の眷属で《女王》たる彼女の言に、別に落胆の様子を見せる事のないソーナ。
「・・・そう、御免なさいね。無駄な事をさせてしまって」
「いえ」
「どこまで
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