暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
愛する人のためならば、仮面ライダー此処にあり。
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!!」

『トモダチ』のポーズをとる。

「こっち来る、トモダチになる!!」

「―――――――っ!!」

ヤメテクダサイ。帰って来れなくなる。

そんな言葉をかけてくれたのは、誰もいなかった。

「それ・・・でも!!」

「いつでも裏切っていい」

真が口を開いた。

「治らなかったら、俺たちを殺せばいい」

「本郷はお前を造ったような科学者とは違う・・・だから、来い」

その場でオークは泣き崩れた。

アマゾンが駆け寄る。

(いつだってそうだ・・・!)

(科学者の犠牲になるのは、いつだって子供たちだ・・・!)

暴走した科学者によって醜い体にされてしまった真だからこそ、わかる事だった。

(愛・・・!俺は戦う!!)

「アマゾン、後は頼んだぞ」

背を向けて歩き出す。

怒りの炎に焼かれ、哀しみの雨に打たれながら―――――――。


 頂上

「ほら、立てよ。ほらほらほらアアア!!」

歪んだ笑み。大首領の力を手に入れた須郷が、キリトを傷付けていく。

「君はっ」

「リアルでもっ」

「ゲームでも力がないのに」

「何故屈しない!?」

キリトがここに来てから数十分。

大首領、否、須郷は、キリトをアスナとユイの目の前で痛めつけていく。

ペインアブソーバをじわじわと下げられ、増加していく痛み。

それでもキリトにアスナの悲鳴は届いていた。

「お願い・・・!キリト君に手を出さないで!!」

「私はどうなってもいいから・・!」

アスナはキリトの方を見た。

気丈に笑い、須郷の方へと去っていく。

・・・また守れないのか。

『そんなものだったのかね?君の覚悟は?』

仕方がないじゃないか。相手は怪人、俺は人間だ。

『それはユキ君たちを侮辱する言葉だな。今彼らは闘っているというのに』

ユキのように異形の力を持っていない。

『君は人だ。ユキ君にはなれない』

じゃあ、どうすればいい?

『答えは出ているじゃないか』

・・・そうだ。こんなもの。

アイツの痛みに比べたら。

「屁でも・・・ないっ!!」

『さぁ、剣を取れ!戦えキリト君!!』

「おおおおっ!!」

「・・・キリト君・・・!」

ただひたすらに、愛する人の為に。

我武者羅に剣を振るう。

立ち上ったキリトに向かい、須郷は触手を伸ばす。

それを弾いた男がいた。

「アンタは・・・?」

青年はキリトの言葉を無視し、集中しろと言った。

「なぁ、アンタ・・・神なんだってな」

「そうだ、神だ!!誰も触れることを許されない神だ!!戦うことは大罪に値する!!!」
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