第5話「幸せの日常」
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ナパンが顔面に直撃し、軽い脳震盪で倒れる・・・
「み、魅音!!」
「ありゃ〜魅音も馬鹿だねぇ・・・」
「あ、裕美ちゃん、おはよ〜う!」
「うん、お早う!! 圭一、華織、レナ」
普通に挨拶するのは・・・鹿納裕美(かのうゆみ)である。雛見沢分校に通っている生徒の一人である。
「ねぇ、レナパンが速さと威力が増しているのは、裕美の責でしょう?」ボソ
「まぁ、アタシ自身、結構鍛えているから・・・レナに教えてほしいって頼まれると、ね?」ボソ
「はぁ・・・」
「取り敢えず、さっさと学校に行かないと、知恵先生に怒られるよ? 圭一、華織、レナ」
「へぇ、あぁ・・・」
「うん、魅音・・・ゴメン」
「うん、行かないと・・・」
「ちょ、おじさんを置いて・・・ガクッ・・・」
魅音が気絶し、彼らは一目散に学校に行ってしまった・・・
―
――
―――
「梨花? 手伝ってくださいまし・・・」
「沙都子ちゃん、此れはちょっと、止めた方が・・・」
「圭一さん、絶対死んでしまうよ?」
「みぃ・・・沙都子、流石のボクでも、此れを作るのは難しいのですよ・・・」
沙都子が作っているのは、高性能探知機能搭載超高電圧電磁波発生装置と言われる危険装置である。ハッキリ言うと、圭一が確実に数回死ぬレベルである。
余談だが、沙都子が叔父を殺した世界の殆どは、この装置が原因である。
(何で、沙都子が此れを作るのよ・・・羽入?)
(ぼ、ボクに聞かれても・・・)
本来、此れを作るのは、叔母が死んで、叔父が帰ってきて、悟史の部屋を荒らされない様にする為の、トラップである。が・・・
(まさか、叔父や叔母がいるの・・・)
(考えたくないですが、その確率もあると思うのです・・・)
(嫌な話しね・・・)
すると、沙都子がトラップを付けていると・・・黒髪のショートヘアーの女の子が、入ってきた・・・
「コラ、沙都子! また、危ないトラップを付けてる・・・」
「裕美さん、せめて、付けてから来てくださいまし!!」
「お、若葉? 成長しているかな?」
「ひゃ、裕美お姉ちゃん・・・やめて?」
私は、こんな光景を見ていると、不意に怖くなってきていた・・・
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