第二章
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奉っている」
それが問題だというのだ。
「彼を信頼するのはいいだろう。しかしだ」
「しかしとは?」
「彼を権威と見て。絶対だと見ているな」
「その様ですね」
秘書が見てもそうだった。今のフランス軍の状況はだ。
「様々な役職と権限が。あの元帥閣下に与えられています」
「実質的にフランス軍の最高司令官になっているな」
「そうですね。まさに」
「確かに一次大戦の実績はある」
チャーチルもこのことは認めた。
「しかしだ」
「しかしですか」
「戦争はそれだけで勝てるものではない」
実績や経験、それだけでは駄目だというのだ。戦争というものはだ。
「戦争は常に変化するものだからな」
「常にですか」
「ドイツ軍は変わった」
チャーチルはこうも言った。
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