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101番目の舶ィ語
第十七話。背中の温かさ
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熱くて。
その熱さが、俺の意識を繋ぎ止めてくれているような。

「あれ?モンジ君」

「もごもごっ??」

既に口を封じられている俺は返事を返せなかった。

「うん、モンジ君。気づいてないかもしれないけどさ」

「もご?」

「どうして、モンジ君の背中は蟲で包む事が出来ないの?」

キリカがその疑問を発した瞬間だった。

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ!

突然、携帯の着信音がけたましく鳴り響く。
しかも俺が驚いている間にそいつは勝手に鳴り止み、

『もしもし、私よ』

スクラマサクスとなったDフォンからそんな電子音っぽい声が聞こえてきた。

『今、貴方の後ろにいるの』
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