第四十三話 限界突破 オーバードライブ
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…分かった]
ダルクモン[私の元に集え、聖なる力よ!!!!!]
ガーゴモンがデビモンに向かうと、ダルクモンが剣を天に翳し、それと同時に子供達のD-3から聖なる光が放たれた。
聖なる光は光の柱となり、より合わさって、ダルクモンの元へと迸る。
そしてデジモン達はガーゴモンを除いた全員が強制的に退化させられる。
ワームモン[何をしようとしているの!!?]
ガブモンX[そんなことをしたらどうなるか分かっているの!!?]
ルナモン[駄目だよダルクモン!!そんなことしてもアリシアは喜ばないよお!!]
ダルクモン[そうはいかないわ。]
チビモン[どうして!?]
ダルクモン[…デビモン(悪)の身体はもう限界だからよ]
ダルクモンが子供達とデジモン達にしか聞こえないくらい小さな声で言う。
フレイモン[っ!?どういうことだよ!?]
ダルクモン[デビモンは自分が許容出来る量以上の暗黒の力を取り込んでいるの。本人は気づいていないようだけど…いずれ肉体が崩壊するわ]
デビモンは気づいていないようだが、既に肉体は限界に近づいている。
このままでは、暗黒の力によってデジタルワールドの輪廻の輪からも完全に外されてしまう可能性もある。
そこにあるのは完全の死。
それだけは何としてでも避けなければならない。
デビモン[愚か者め、死なば諸とも心中する気か!!どこまでも貴様は気に入らない!!]
アリシア「そんな、嫌だよ、ダルクモン!!止めてよ!!」
ダルクモン[ごめんなさいアリシア……あなたは本当に不思議な人、きっと進化したばかりの私なら何も感じずにデビドラモンを葬ったようにデビモンを葬ったでしょうね。でもD-3から流れてくるあなたの想いは、とても暖かいもの…。心の中では敵であるはずのデビモンに対しても、傷ついて欲しくないと思ってる…。]
アリシア「ダルクモン…」
アリシアは涙を浮かべながらダルクモンを見つめる。
ダルクモン[謝って済むことじゃないかもしれない…ごめんなさいアリシア。そして…ありがとう]
私にこんなに優しい…暖かい心をくれて。
ダルクモンは翼を羽ばたかせ、飛翔する。
デビモン[潰れてしまえっ!!!!]
デビモンの魔手がダルクモンを襲う。
ガーゴモン[させるか!!ホワイトスタチュー!!]
石像をデビモンに喰らわせ、のけ反らせる。
ダルクモン[どうか安らかに…]
ダルクモンは祈りながら剣を構え、一筋の閃光となる。
閃光となったダルクモンは、一気にデビモンに駆け抜けていく。
聖なる光が…ダルクモンの命の輝きがファイル島を包み込んだ。
その光はファイル島のデジモン達を洗脳している黒い歯車すら浄化していく。
大輔「来い!!デビモンのデータ。浄化する!!」
デビモンのデータがD-3に吸収され、ディスプレイにデジタマが映る。
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