第十一話 南雲大尉!!本人は水雷出身だった!!その二
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「ってことはな」
「このおっさん旦那じゃないか」
「不倫かよ、これ」
「不倫妻の盗撮か」
「これガチか?」
「いや、盗撮は犯罪だからな」
尚武はこのことから兄に答えた。
「やっぱりそういう風なな」
「ビデオ作ったのか」
「そりゃ堂々と盗撮とか出来ないだろ」
犯罪だからである。
「それを普通に店でレンタルとかな」
「じゃあこの奥さんとおっさんはか」
「リアルの不倫じゃないだろ」
あくまで演技だというのだ。
「やっぱりな」
「そうか、じゃあさっきの三十位の奥さんと旦那さんの弟さんもか」
「芝居だよ、芝居」
「そっちか」
「そんなリアルの盗撮出来るかよ、それにな」
「それに?」
「このホテルの部屋な」
ビデオの舞台となっているその部屋はというのだ。
「前に観たぜ」
「他の作品でか」
「ああ、女優さんのビデオでな」
その女優の名前は忘れているがそれでもだというのだ。
「出てたぜ」
「そうか、ガチ盗撮じゃないか」
「ガチは裏だよ」
所謂裏ビデオになるというのだ。
「そっちでしかないだろうか」
「ガチは裏か」
「裏だとそりゃあるだろ」
そうした実際に盗撮しているものがというのだ。
「それでそういうビデオは映像が悪いんだよ」
「こんなに綺麗じゃないか」
「それはないな」
絶対に、というのだ。
「こんなはっきりしてないぜ」
「そういうものか」
「そういうものだよ、よく裏で無修正とかあるだろ」
有名女優のだ、つまりモザイクなしである。
「あれだって噂だとな」
「実際は修正が残ってたりとかあるんだな」
「そういうのもあるらしいぜ」
「そりゃ詐欺だな」
「いや、修正残っているのなんかまだましなんだよ」
裏ビデオでは、というのだ。
「酷いのになるともうそんなのじゃないらしいぜ」
「修正残ってたりとか低画質よりもか」
「例えば女子高生と義父とかあるだろ」
あくまで例えだ、作者の好みではない。このことは断っておく。
「それで女子高生だと思ったら」
「コスプレの四十過ぎのおばさんが出演か?」
「いや、世界旅行とかな」
いきなり世界が違う言葉に思えた、少し聞いただけだと。
「何処かの国の美しい風景がはじめから終わりまでとかな」
「それ詐欺だろ」
「だから裏にはそういうのもあるんだよ」
「本番があるだけましか」
「そうだよ、実際の映像はそうした風景映像ばっかりとかな」
実際にある世界なのだ、裏ビデオの世界は。
「もうそうなったら絶望するだろ」
「ソウルジェムがすぐに満タンになるレベルでな」
まさにその域だ、あの淫獣は青少年をターゲットにしたならばこのやり方をすればすぐに目的を達せられることは間違いない。
「なるな」
「そうだよ、だか
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