暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0863話
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即ち地球に準ずるものへと変えるというものだ。そして、テラフォーミング技術というのはネギま世界の火星だけではなく、このマブラヴ世界にも必要なものだ。
 BETAはハイヴ周辺の自然環境を徹底的に破壊する。それ故に、もしハイヴを攻略してそこからBETAをどうにか追い出したとしても、その地域に自然環境を蘇らせるにはとてつもない労力と時間が必要になる。
 それにマブラヴ世界では劣化ウラン弾が普通に使われているし、光線級のレーザーに対抗する為のAL弾に至っては重金属雲を発生させる為、それらの意味でも自然環境の破壊具合は凄まじい事になっている。
 そして、当然シャドウミラーにはその手の技術についてもオーストラリアを通して打診がある訳で……

「とは言っても、こればっかりはな。下手をすると自然環境は回復するから核兵器使いまくれ、とか言い出す奴が出てきそうなんだよな」

 実際、中国とソ連はBETA戦の初期、光線級が姿を現して勝ち目がなくなり撤退を始めた時には核兵器を使いまくっているし、アメリカにしてもカナダに着陸ユニットが落ちてきた時に核兵器の集中運用をして撃破している。
 もっとも、後者はそのおかげでアメリカがBETAに蹂躙されるような事にはならかったんだが……
 それに、各国大使との交渉をしているエザリアやレオンからの報告によれば、綺麗な戦略兵器って事でアラビア半島防衛戦で使われたフレイヤに対して注目している国が少なくないらしい。
 ……が、正直な話、この世界の住人にとってフレイヤというのは早すぎる技術だろう。精神性と技術が伴っていないというか。
 何しろ、色々と問題があると分かっているG弾ですらオルタネイティヴ5では嬉々として使おうとしているのだ。そんな者達にフレイヤを与えたりすれば、それこそBETAではなく人間の愚かさによってこのマブラヴ世界は終焉を迎えるだろう。

「BETAか。厄介極まりない存在ではあるんだよな」

 小さく溜息を吐き、レモンから提出されていた筈の報告書をコンピュータに表示する。
 アラビア半島防衛戦でそれなりの数捕獲したBETAだったが、光線級や重光線級に関しては仲間のBETAに対して絶対にレーザーを撃たないという特性を利用し、戦車級辺りの中に詰め込んで捕獲した。もちろん上や下を向かないようにBETAを詰め込みまくって。
 それ以外のBETAは普通に動けないようにして捕獲したんだが……それでも暴れに暴れて、時間が経つと死んだらしい。
 恐らくエネルギー補充式みたいな感じになっており、そのエネルギーが切れたからではないかとなっている。
 更に厄介なのは、死んだ途端にBETAから発せられる強烈な悪臭。
 BETAを閉じ込めていたコンテナの類は全て破棄することになって、キブツ行きになったらしい。

「生きて
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